8月13日、今年も高野山のろうそく祭りに出かけてきました。
今年は例年以上にたくさんの人出で賑わっていましたが、外国の方はとても少なかった気がします。
毎年たくさんの外国の方と会いますが、今年は震災の影響なのかもしれません。
参道の入り口や途中で、たくさんのろうそくをいただいて、途中火を灯しながら奥の院を目指すのですが、今年のろうそくは、例年の10万本に加え、東日本大震災の犠牲者の名を記した約1万本のろうそくも配られました。
そして、約2キロの参道に多くの人達がろうそくに灯りをともし、祈りを捧げ、遠く東北の人たちを思い、冥福を祈りました。
震災犠牲者を悼むろうそくは、大阪市淀川区のろうそく印刷会社社長、五十嵐和則さん(63)が、遺体が見つからずに葬儀もできない犠牲者もいると聞き、「供養したい」と考え、制作されたそうです。
その想いと祈りが、とても大きな願いになっているような気がしました。
高野山の幻想的な夜。
優しいろうそくの灯りの中で、たくさんの人の祈りが届きますように・・・。