Little kitchen うえすとこーすと

ランチとスイーツのお店
素材を生かした手作りランチと季節のロールケーキ・シフォンケーキ・焼き菓子などを作っています。

ツバメの親子~1週間♪

2012-07-24 01:18:17 | 日記・エッセイ・コラム

ひと月程前、ツバメ達が巣立って、二度目の雛たちが育ち始めて3週間が経ちました。

ツバメの雛達も随分大きくなって、巣も狭いくらいです。

1度目は3羽だったのですが、今度は4羽。

巣の上で「おしくらまんじゅう」状態です。


月曜日、雛の1羽が巣から落ちました。

と言っても、随分大きくなっていて、羽を広げて飛び立つ練習もしていたので、もしかしたら飛べると思い込み、チャレンジしたのかもしれません。

そして・・・

巣の下の窓枠の上にとまりました。

Photo
こんな感じです。

でも、巣にいないと親鳥達は全く気がつかなくて、餌をくれないのです。

どうにか気がついて貰おうと、ツバメちゃんも鳴いて呼ぶのですが、なぜか知らんぷり。

私達も吊るしていたCDを外し、戸も見えやすくするのですが、ずっと知らんぷり。

Photo_2

不安そうなツバメちゃん。

人間のにおいがつくといけないので、巣に戻すのもためらわれるし、そのまま様子を見ることに・・・。

辺りが暗くなり、夕方に・・・。

夜は母鳥が巣の横に必ずついています。

(雛が小さな頃は親鳥が2羽ついていましたが、大きくなると母鳥だけです。)

(母か父かはホントはわかりませんが、私は母だと思っています。)

そして、夜・・・

この落ちちゃったツバメちゃんの横で母鳥がとまっています。

やっぱりお母さんなんだなぁ・・・としみじみ。

次の日は巣の雛達と下に入る雛にそれぞれ餌を運んでいました。


火曜日、落ちちゃった雛は下で一日餌を貰っていたのですが、

夕方自力で、巣まで上がりました。

必死で羽ばたいてよじ登ると言った感じでしょうか。

その夜も下で母鳥は待機。

この子達のために夜も窓は閉めずに開けておきます。


水曜日、4羽のうち1羽が朝巣立ち。

残りの2羽も時間をおいてそれぞれ巣立ちます。

でも、最後の1羽は、どうしても飛びたてなくて・・・。


他の雛達が迎えに来るのだけれど、なかなか思い切れない。

夕方来てくれた1羽は丁寧に教えながら、後ろから押すのだけれど、巣に踏みとどまる感じで・・・。

「大丈夫だよ。頑張れ!」そんな風に声援しているように聞こえる鳴き声。

プールの飛び込み台の上で立ってる感じです。


でも、尻込みして、頭から巣に入ってひきこもる・・・。

どうしても飛び出す勇気がなくて、来てくれた1羽は暗くなる前に

「それじゃあ、僕は行くよ。」とみんなのところに行く・・・。

(巣立った雛は集団生活をするそうです。)


取り残された1羽・・・。

でも、しばらくすると、また母鳥が下で待機。

ついててあげるんだ・・・

良かった。


木曜日、朝からまた1羽が必死で応援に・・・。

羽ばたき方の講習をして、巣から押し出す勢いで、攻める。

本人もやる気満々なのだけれど、それでもなかなか飛びたてない。

見てる私達でさえ、あせる・・・。

でも、どうしても飛びたてなくて・・・。


この夜も母鳥はそっとついていました。


金曜日の朝

とうとう飛び立ちました・・・。やったね。

ずっと見て来ているせいか、とても身近に感じてしまって・・・。


一人残された時は本当に心細かっただろうなぁ・・・。

よく頑張ったね。


ツバメちゃんも人間も子育てはどちらも同じで、凄く共感してしまう。

ツバメちゃんは本当に働き者で、育児も一生懸命。

雨の日も風の日も餌採りに大忙しで、雛の成長をずっと見守って・・・。


土曜日、日曜日、月曜日・・・

夜になると1羽だけ巣に帰ってきます。

尾が長い気がするけれど、いったいどのツバメちゃんなのかはわかりません。

「帰って来たの?」と巣の下から話しかけています。


今年、ツバメちゃんをずっと見てきたので、とてもほのぼのとした時間を過ごしました。

何をするわけでもないのですが毎日ツバメちゃん達を観察して、ツバメ模様を感じるのはとても楽しかったです。


時には説教をして、時には甘えさせて、ツバメちゃんの大好物がトンボなのも初めて知りました。


楽しい時間を本当にありがとう。

コメント (6)
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