「ハナミズキ」
一青窈のヒット曲「ハナミズキ」をモチーフにした純愛ラブストーリー。
東京の大学を受験すべく、大きな夢に向かってひたむきに突き進んでいる紗枝(新垣結衣)と、漁師としての家業を継ぐため、水産高校に通う康平(生田斗真)。互いを思い合う中、やがて二人は紗枝の上京をきっかけに遠距離恋愛を始めるが・・・。
映画を観に行く前に、私は本を読んだのですが、実はいっちゃんさん、新垣結衣が結構好きで・・・。
「観に行こう。」と誘われて行って来ました。
2人の10年越しの愛が描かれているのですが、私は高校時代が一番好きかな・・・。
切なさや相手を想う気持ちや心の葛藤などとても丁寧に描かれていて・・・。
東京に行く紗枝を見送るシーンが一番好き。
本では紗枝(紗枝(新垣結衣))の母(薬師丸ひろ子)の半生も描かれているのですが、映画では省かれています。
このお母さんの生き方がとても紗枝に影響しているのですが・・・。
東京での大学時代、そしてNY。
映画ではさらっと流れてしまいますが、NYに行くまでの過程も本では丁寧に書かれています。
(時間的に無理があるのでしょうね。)
映画では、「あれっ。いつのまにNY?」と思われる方もおられるかも・・・。
高校時代からの10年を演じる新垣結衣さんは、本当に綺麗で透き通った美しさがありました。
昔懐かしい電話(携帯がない頃の)を待つ場面も、若かりし頃を思い出したりして懐かしく感じました。
(電話がかかってくる時間には電話の前で待っていたものです。)
そして、私的には北見先輩(向井理)がとてもかっこよかったかな。
~君と好きな人が百年続きますように~
歌詞に忠実に作られた作品だと思います。
でも・・・
本当に運命の二人ならきっとどこかで繋がっていくもので・・・
本当に好きなら、どちらかが寄り添わない限り、平行線の二人は交わることもない。
二人の愛の裏側で、同じように相手を想う愛情もきっと深いのではないかと思ってしまう。
紗枝のもうひとつの人生も私は素敵だったのではないかと思ってしまう。
エンディングに流れるハナミズキ、とても良かったです。