アンダンテ ~私の歩幅で~

季節のこと、音楽のこと、誕生日シリーズなど

グルグル

2008年04月04日 | 誕生果
きょう4月4日は
二十四節気のひとつ、清明 (せいめい)です。

春分の後、15日目。
桜等、草木の花が咲き始め、
万物に清朗の気が溢れて来る頃、
とされています。

昔は、この日の前日を「寒食」といって、
火気を用いない冷たい物を食べる習慣があったそうです。

「寒食」を、辞書で引いてみると・・・
中国で、夏至の後105日目の日は、
風雨が激しいとして、火の使用を禁じて冷食した古俗。
転じて、冬至後105日目の日。

と書いてあります。

中国の習慣が、そのまま取り入れられていたようですね。
昔は、竈(かまど)で煮炊きしていたことを、
思い出させてくれます。

清明という文字は、春の訪れの、
すがすがしさと明るさそのもの。


■4月4日の誕生果

   グルグル
     高貴、安産

 ・原名 : Gelugur
 ・和名 : グルグル
 ・分類 : オトギリソウ科、 フクギ属(?)、 常緑高木
 ・原産地 : マレーシア


グルグル。
マンゴスチンの近縁種。

日本語の立場からは、楽しいネーミングですね。
原名は「グルゴ」と読むそうです。

熟したグルグル。
色は、トロピカル系独特の赤。
形は、菊の御紋章みたいで、
全体としては、和菓子の "ねりきり" のよう!?

マンゴスチンと近縁ですが、
お味は、グルグルの方が、酸味と渋みがかなり強いらしい。

そのため、「食べる」よりも、「見る」ための植物で、
主に観賞用果樹として植えられているようです。

原産地では・・・
果実の酸を妊婦の腹部に塗って、安産祈願をしたり、
健康のため、煎じて、お茶として飲んだり、とか。

人間の出生と健康をサポートしてくれる、
まるで守り神さまのような存在なのかもしれません。


誕生果とくだもの言葉 出典:
  日本果物商業協同組合連合会 「くだもの屋さん」
  (参考文献: 図説 世界のくだもの366日事典)

    
■4月4日の誕生色 : ディープオーキッドピンク
■4月4日の誕生花 : カスミソウ、他

鍵盤の深さ

2008年04月04日 | ピアノ全般
私のピアノの鍵盤。
一時期、鍵盤の高さにバラツキが、かなり目立っていたため、
ピアノを 整調 してもらったことがあります。

それ以外にも、このピアノには、いくつか問題が出ていた頃なので、
鍵盤の高さが不揃いなのも、そのひとつかと思っていた私。

調律師さんにみていただいたところ、
深いものは、13mmほどになっていました。

一般的な目安は、10mmだそうです。

そこからは、あのとってもうすーい紙パンチングを、
鍵盤の状態に応じて、枚数を入れるという作業でした。

全体的に深めだった鍵盤が、きれいに整えられました。

それまでのしばらくの間、深めの状態で弾いていたので、
整調直後は、私の打鍵がぎこちなかったです。

それでも、わりとスグ慣れて、
それからは、とても弾きやすくなりました。

鍵盤は・・・
クッションの役目を果たしている、フェルトパンチングが、
打鍵により、少しずつ潰れて、薄くなるのだそうです。

よく弾く鍵盤が、特に、薄くなるように思います。
これは、弾く曲によっても大きく左右されそうです。

使わない鍵盤というのも存在するので、
時々、鍵盤の端から端まで、88鍵すべてを、
弾いてあげることは、ピアノのためにもよさそうです。
(人間だったら、普段使わない筋肉を使うカンジ?)

打鍵したとき、とても硬い感触があったらなら、
フェルトパンチングがぺちゃんこの可能性もアリだとか。

タッチに硬めの違和感を感じたら、
調律師さんに相談するのが、良さそうです。