アンダンテ ~私の歩幅で~

季節のこと、音楽のこと、誕生日シリーズなど

2008年04月08日 | 誕生果
すごい音!!
強い風と、どしゃ降りの雨。

きょうの東京地方。
まるで台風のような、お天気でした。

傘など、ほとんど役に立ちません。
かろうじて、頭が濡れなかったくらいかも…。


■4月8日の誕生果

    (あんず)
     平和、親切



 ・英名 : apricot
 ・和名 : アンズ (「杏子」とも書きます)
 ・分類 : バラ科、 サクラ属、 落葉小高木
 ・原産地 : 中国北部の山岳地帯


杏。
アンズです。アプリコットです。

日本で、生食用のアンズにお目にかかることは、
ほとんどないように思います。

身近なアンズといえば、加工品の・・・
干しアンズ、ジャム、シロップ漬け、缶詰、でしょうか。

生食用のアンズは、
ハーコットという品種だけかもしれません。

ハーコットは、1979(昭和54)年に、
カナダから日本に導入されたそうです。

アンズの花は、桜の仲間だけあり、
薄いピンク色で美しく、甘い香りがします。
開花は、桜よりも少々早めのようですね。

原産地の中国でも、乾果で食用にされているようです。

また、種子からは「仁」を採り、「杏仁(きょうにん)」として、
食用と薬用にしているのだとか。
鎮咳と鎮痛効果があるそうです。

中国では、医師の美称を「杏林」と言うのですね。
思わず、「おぉ~、ナルホド!」でした。

以下は、広辞苑より。

【 神仙伝 】
三国の呉の名医の董奉(とうほう)が病人をなおしても
報酬を受けず、なおった者に杏を記念として植えさせた
結果、数年後に立派な林をなしたという故事。


花は美しく、果実は可憐な上に食用や薬用にもなる、
とっても素敵なアンズ。

アンズの木が1本あるだけで、
周囲の空気が、ふんわりと和やかになりそうです。


誕生果とくだもの言葉 出典:
  日本果物商業協同組合連合会 「くだもの屋さん」
  (参考文献: 図説 世界のくだもの366日事典)

    
■4月8日の誕生色 : 薄緑色
■4月8日の誕生花 : レンギョウ、他

ピスタチオグリーン

2008年04月08日 | 色いろいろ
光があるところだけに存在する、色。

色は、一般に、
  ・色相: 単色光の波長に相当するもの
  ・彩度: 鮮やかさ (白みを帯びていない度合)
  ・明度: 明るさ (光の強弱)
の3要素によって、規定されます。

そして、私たちが認識する多くの色には、
それぞれ素敵な名前(固有色名)がつけられています。

固有色名を持つ、たくさんの色。
その中から、誕生色以外の色についても、
いくつか取り上げていきます。


きょうは、この色・・・ 

ピスタチオグリーン (pistachio green) です。

ピスタチオの殻の中には、緑色の種子があります。
中のこの種子の色が、ピスタチオグリーン。

ピスタチオグリーンが、
色名として用いられるようになったのは、
18世紀後半のこと。

色名としては、わりと早い時期に認められています。

ピスタチオナッツそのものは、なんと、
4000年も前から栽培されてきていると、言われています。

西洋や西アジアの人々にとっては、
かなり古い時代から、とても身近な存在のようです。

ピスタチオは、緑色がしっかりしているものほど、
上質であるとされています。

つまり、ピスタチオは、
グリーンでなければならないのです。

殻の間から、少しだけ見える緑の色。
視覚が刺激されますね。

そして、良い香りが鼻をくすぐり、
指先の触覚を楽しませてくれて、
殻を割れる音が心地よく耳に響き、
味わいも絶品。

ピスタチオは、小さな1粒が、、
人間の五感を楽しませてくれるという、
パーフェクトなナッツなのですね。

ちなみに、フランス語では、
ヴェールピスタッシュ (vert pistache) といいます。