アンダンテ ~私の歩幅で~

季節のこと、音楽のこと、誕生日シリーズなど

紅小玉

2008年04月07日 | 誕生果
1994年の4月7日。
当時オリックスの鈴木一朗が、
「イチロー」で選手登録されました。

今では、誰もが知っている
メジャーリーガーの ICHIRO です。

イチローも、最初から活躍できたわけではなく、
1軍に定着していたわけでもなく、
ごくごく普通の選手の1人のように見えていたようです。

1994年に仰木彬氏がオリックスの監督に招聘されたことから、
イチローの運命が動き始めたのでした。

玉磨かざれば光なし

きょうは、イチローという名の野球の宝石が発掘され、
初めて光をあてられた日のようにも思います。


■4月7日の誕生果

   紅小玉 (べにこだま)
     あわい恋、天真爛漫

 ・英名 : watermelon
 ・和名 : ベニコダマ、小玉スイカ
 ・分類 : ウリ科、 スイカ属
 ・原産地 : アフリカ西南部


紅小玉。
スイカとして定着しているイメージそのままの、
球形で、皮は縞模様(しまもよう)で、果肉が赤い
小型のスイカ。

スイカというと、まず思い浮かぶのは、
大きくて重~いスイカでしょう。

ただ、近年では、核家族化や単独世帯の増加により、
大きなスイカを丸ごと・・・という需要が、
昔ほどはないようです。

そこで、大きなスイカは、カットされて、
店頭に並ぶことも、多くなりました。

そして、その横に並んでいるのが、小玉スイカ。

小玉スイカは、1個2キログラムくらい。
  ・運びやすい
  ・冷蔵庫に丸ごとはいる
というのが、嬉しいですね。

一般的に「小玉スイカ」と言えば、
赤肉の 紅小玉 を指すそうです。

ちなみに、黄色い果肉の小さなスイカは、
「黄こだま」といいます。

適度な大きさで、持ち運びに便利で、収納も楽々。
紅小玉は、現代の風潮にマッチしているのですね。


誕生果とくだもの言葉 出典:
  日本果物商業協同組合連合会 「くだもの屋さん」
  (参考文献: 図説 世界のくだもの366日事典)

    
■4月7日の誕生色 : 白百合
■4月7日の誕生花 : ディモルフォセカ、他

フォルテの方向

2008年04月07日 | 音楽用語
音楽用語 フォルテ (forte) は、イタリア語。
音楽の強弱記号で、「強く」という意味です。

語源は、ラテン語の fortis で、
「たくましい、勇ましい、英雄的な、堅固な」という意味です。

私は、ブラームスのワルツ4番に取り組んでいるとき、
この「フォルテ」について、かなり考えさせられました。

考え始めた頃のことは、「「forte (フォルテ)」の解釈」
にも、少し書きました。

この1ページほどの作品には、
「f」が5箇所、「piu f」が1箇所、「rf」が2箇所、あります。
発想記号は「appassionato」ひとつだけ。

これ全部を、同じ強さのフォルテにしてしまうと、
音楽的には、少々違ってくるように思っています。

それに、弾き手にとっても、聴き手にとっても、
疲れる曲になってしまいますから。

この曲には反復記号もあるので、
余計、難しいところがあります。

この曲の場合。直前の3番から続けて弾いてみると、
反復記号については、見えてくるものがあると
私は感じています。

反復記号と同時に、フォルテについても、
いくつかは、答えが出てくるように思います。

それから、フォルテには、
方向性があるように、感じています。

フォルテの意味は、「強く」です。
「大きく」とは、ややニュアンスが違うと思います。

なので、その強さの向きが、
ヒントになるように思ったりもしています。

外に向けるのか?
内に向けるのか?
広く向けるのか?
深く向けるのか?

どの作品でも、曲の流れの中で、
一番しっくりとするフォルテを、
見つけていきたいと思っています。