アンダンテ ~私の歩幅で~

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セミノール

2009年03月09日 | 誕生果
きょう3月9日は、フランスの作曲家 サン=サーンス
組曲「動物の謝肉祭」が初演された日です。
1886のことでした。

作曲家であると同時に、ピアニスト&オルガン奏者でもあった
シャルル・カミーユ・サン=サーンス。

組曲「動物の謝肉祭」は、私の大好きな曲のひとつです。
はじめて聞いたとき、
とてもヴィジュアルで楽しい音楽だと思いました。

実は、この曲。
サン=サーンスは、半分お遊びで、
とっても軽い気持ちで書いたのだそうです。

びっくりです!

そのため、サン=サーンスは、
楽譜の出版許可を、なかなか出さなかったのだとか。

14曲からなる、この組曲の第13曲目が、
あの有名なピアノとチェロによる「白鳥」で、
唯一、サン=サーンスの生前に楽譜が出版されています。

全曲が出版されたのは、
サン=サーンスの死後スグのことだったのですね!

私の手許には「白鳥」のピアノ譜があります。
とても綺麗で、ピアノ独奏版も大好きです。


■3月8日の誕生果

   セミノール (Seminole)
     熱い思い、真心の愛

 ・英名 : Seminole
 ・和名 : セミノール、式年(しきね)
 ・分類 : ミカン科、 ミカン属、 常緑樹
 ・原産地 : アメリカ合衆国


セミノール。
美味しさに加えて、外観の美しさも自慢の柑橘。

ダンカングレープフルーツとダンシータンゼリンの交雑種。
フロリダ州オーランドにあるアメリカ農務省の試験場で
育成されました。

晩生のタンジェロ類です。

果実は、球形で、150グラムくらい。
果皮は、なめらか。
1月頃から着色しはじめて、3月には紅橙色になります。

果肉は、柔軟多汁で風味がよい。

1913年にアメリカで生まれたセミノール。
日本でも種子を導入して育成してきました。

日本の市場に出回り、その名を知られるようになったのは、
1960年代半ば頃から。

越冬する品種のため、産地が限定されるようですね。
主な産地は、三重県、大分県、和歌山県などなど。

難点を上げれば、タネがいくつか入っていることくらいです。
でも、タネのおかげで、
口の中で楽しむ時間が長くなりそうですネ。(^^)

ところで、セミノールという名前は、
フロリダにある湖の名前からつけられています。

フロリダで育成された果物には、すべて、
フロリダにある湖の名前がつけられているのだとか。

フロリダの地図を見るだけで、
フロリダ発祥の果物がわかるかもしれませんね!


誕生果とくだもの言葉 出典:
  日本果物商業協同組合連合会 「くだもの屋さん」
  (参考文献: 図説 世界のくだもの366日事典)

    
■3月9日の誕生色 : 珊瑚色
■3月9日の誕生花 : アザレア、他