アンダンテ ~私の歩幅で~

季節のこと、音楽のこと、誕生日シリーズなど

オフブラック

2007年11月25日 | 誕生色
昼間の空。
とっても綺麗な青い色。

空が青いのは・・・
青い光の波長が一番短くて、散乱を受けやすいから。

夜になっても、空は空のまま。

夜は太陽光がなくて暗いから、
空の色も見えなくなるのね。

夜になっても、空の色は、
もしかしたら青色のままかもしれないわ。

太陽光のない夜の空。
それだけで、オフブラックに見えるのね。


■11月25日の誕生色 

   オフブラック (off black)
     保守的、きまじめ、厳粛、神秘的

 保守的で真面目なのでしょうね。
 何事にも真剣に取り組む姿には、
 一目置きたくなるかもしれません。
 あるところ、神秘的に見えるのかも…。

 オフブラック。
 とても暗いグレイだけではなく、何らかの色みを感じる色。

 青みを感じる黒と、赤みや茶みを感じる黒。
 この両方が、オフブラックと呼ばれているようですね。

 もともと黒という色は、
 青をう~んと濃くしているか、
 赤をう~んと濃くしているかなので、
 黒に至る一歩手前の色が、オフブラックなのだと思います。

 一見、黒に見えるけれど、よく見ると真っ黒ではない色。

 真っ黒だと思っている、あの色。
 実は、オフブラックなのかもしれませんね。

■11月25日の誕生花 
花の名前 主な花言葉
セントポーリア 小さな愛
ウルシ 頭脳明晰
リュース・コチナス 賢明
キンモクセイ 高貴な人
パンパスグラス 光輝
ジャノメエリカ 博愛
ネリネ 箱入り娘
カエデ とっておきの
パボニア 慎重
クリサンセマム・ムルチコーレ 誠実なあなたでいて

鉛 色

2007年11月24日 | 誕生色
今日は満月。
明るい月の光が、あたりを照らしている。

このところ、夜はかなり冷え込み、
吐く息が、大きく見える。

白い月の光に、息がとけ込み、
心が、ほんわか穏やかになる。

月からの白い光を浴びていると、
心までもが、月の光にとけていくような。。。


■11月24日の誕生色 

   鉛色 (なまりいろ)
     感情回避、孤独、冷静沈着、傍観的

 基本的に感情的ではなく冷静沈着、時として、傍観的。
 大勢でワイワイ騒ぐよりも、ひとりで静かに過ごすことの方が
 好きなのかもしれません。
 あわてふためくようなことは少なく、
 たいていのことには、的確に対応できそうですね。

 鉛。
 金属元素のひとつで、青みを帯びた灰色の金属。
 ずっしりと重いのですが、結構軟らかい。

 鉛は、かなり古くから、
 酸化物が顔料として使われていたようです。

 日本語の鉛色は、空気や風雨にさらされて、
 酸化した鉛の色なのですね。

 英語には、酸化した鉛の色と、もうひとつ、
 新しい金属そのままの色との、2種類あるようです。

 なぜ、日本語では、
 酸化した鉛だけが色名になっているのでしょうか?

 気候風土などの関係で、すぐ酸化してしまうから?
 顔料が酸化した鉛だから?

 鉛色で表現されるもののひとつに、空があります。
 鉛色の空。

 雪がたくさん降る地域では、
 冬の空を表す言葉にもなっているようです。

 鉛色というひとつの言葉だけで、
 空の色も、雪の色も、そして寒さまでも、
 表すことができるのですね。

■11月24日の誕生花 
花の名前 主な花言葉
ガマズミ 愛は死よりも強し
ペペロミア 艶やか
ロウウメ 慈愛
ネリネ 箱入り娘
カトレア 優雅な人
セントポーリア 小さな愛
パンパスグラス 光輝
秋咲きクロッカス 信頼
ピラカンサ 燃ゆる想い

灰汁色

2007年11月23日 | 誕生色
今日は二十四節気のひとつ、小雪 (しょうせつ)です。
僅かながら雪が降り始める頃、とされています。

遠くの山の山頂に冠雪が見られ始め、
みかんが黄ばみ始める頃でもあるようですね。

今年の夏は、ものすごく暑くて、どうなるかと思いましたが、
ちゃ~んと秋が来て、そして、一気に冬到来。

北東北あたりでは、すでにかなりの雪が降っている模様。
富士山の頂上付近も氷点下で、まるで冷凍庫の中のようです。

都心でも、コート姿の人がぐんと増えたように思います。

私、寒いのはニガテですが、冬は嫌いではありません。
冬には、素敵なことがたくさんあるから。

ポカポカになる工夫をしていると、
心までポカポカになって、ちょっと楽しい気分~♪


■11月23日の誕生色 

   灰汁色 (あくいろ)
     目的意識、責任感、集中力、挑戦

 目的意識をハッキリと持ち、持ち前の責任感と集中力とで、
 無理難題をも克服しそうです。挑戦する勇気もありそうです。
 方向性が決まっているので、迷うこともないのでしょうね。

 灰汁(あく)。
 灰を水に浸して取った上澄みの水のこと。

 この灰汁には、炭酸やアルカリ等が含まれており、
 石けんなどの洗浄剤がなかった時代には、
 洗濯石けんや、住まいの洗剤として使われていたとか。
 また、染色の媒染剤としても利用されていたようです。

 とても有用で、人々の生活にも浸透していた、この灰汁。
 その昔、灰を専門に売買する商売もあったくらいです。

 灰汁は、人々の身近にありました。
 なので、それがそのまま色名になっても、
 その名前からイメージする色は、皆、ほぼ同じですね。

 灰汁色。
 完全な無彩色ではなく、黄褐色を含む灰色。

 そのほんのりとした色みは、表面的ではない上に、
 何とも言えない味わいを醸し出しているのでしょうね。

■11月23日の誕生花 
花の名前 主な花言葉
テッポウユリ 純潔
キク (白) 真実
シダ 愛らしさ
ミカン 親愛
メシダ 魅力的
ピラカンサ 燃ゆる想い
ストレリチア 輝かしい未来
ペリストロフェ 不思議
ハエマンサス 富裕

抹茶色

2007年11月22日 | 誕生色
キーンとした冷たい空気が、心地よい。

吸い込まれそうな冬の青空に、
ドライアイスから流れ出たような雲が浮かんでいる。

雲を、掴むことができないと知ったのは、
いつのことだったかしら?

幼い頃。
雲は、ふかふかのクッションのようなものだと、
ずっと思っていた。


■11月22日の誕生色 

   抹茶色 (まっちゃいろ)
     信条、理想、器量、積極的

 自分の信条をしっかりと持ち、理想に向かって、
 積極的に、かなりの努力をしそうです。
 自分のことだけでなく、他人のことも気にかけることができる、
 充分な器量の持ち主なのでしょうね。

 抹茶色。
 ご存じ、飲む抹茶の渋い薄緑色ですね。

 思いの外、新しい色名のようです。

 単に「お茶」と言う場合、現代では 煎茶 のこと。
 抹茶のことは、「抹茶」と呼びますね。

 緑茶色 という色名があるのですが、
 こちらは、煎茶等の茶葉の色を指しているようです。

 英語で、日本茶のことをグリーンティーと呼びます。
 この「グリーン」が、飲む状態のお茶の色のことなのか、
 茶葉の色のことなのか、よくわかりません。

 英語で、紅茶はブラックティーです。
 こちらは、カップに入った飲む状態のお茶ではなく、
 茶葉の色から名付けられたようです。
 そう考えると、グリーンティーも、茶葉の色なのでしょうか?

 抹茶も、グリーンティー。
 茶葉ではなく粉末であることを表現する場合は、
 「粉状の」という意味の powdered をつけます。

 抹茶を使ったお菓子等も、たくさんありますね。
 ケーキ、プリン、アイスクリーム、チョコレート、
 羊羹、カステラ、抹茶オレ、エトセトラ。

 茶道から、気軽な一口まで、
 ものすごく幅広い、抹茶。

 かなり多くのことに対応できて、その上、多くの人に愛される。
 抹茶は、とても多くのステキを含んでいる色なのでしょうね。

■11月22日の誕生花 
花の名前 主な花言葉
サンショウ 魅惑
アロエ 健康
ヘビノボラズ 気むずかしさ
ポインセチア 博愛
メギ 過敏
ツルウメモドキ 真実
キンバイソウ 品位
リンドウ 淋しい愛情
アングレカム 祈り
バラ (白) 私はあなたにふさわしい

難しい音楽用語 (5)

2007年11月22日 | 音楽用語
専門用語は難しい。。
音楽用語についても、同じことが言えると思います。

私が今よりも音楽用語を知らなかった頃は、
本当に勘違いだらけでした。。σ(^◇^;;


たとえば、舞踊音楽

フラメンコも、舞踊音楽に入るの?。。σ(^◇^;;

舞踊音楽・・英語では、ballet music で、
バレエのために作られた音楽なのですね。

バレエは、言葉や歌を用いずに、身体の動作だけで、
主題やストーリーを表現するものです。

バレエの起源はとても古く、古代エジプトの宗教劇や、
古代ギリシャ、古代ローマなどにまで、さかのぼるようです。

直接の起源としては、15世紀頃のイタリアで
貴族たちの余興として行われていた パントマイム とか。

その後、フランス宮廷に取り入れられ、発達、定着したようです。

バレエ (ballet) の語源は、ラテン語の ballo で、「踊る」という意味。

言葉もまた、踊りと共に、イタリア経由でフランスに入り、
フランスで定着したのでしょう。
そのため、バレエ用語にはフランス語が多いのですね。

歌劇の一部として取り入れられることもあるようですが、
バレエとして、観客対象の舞踊へと発達してきました。

そして、舞踊音楽としてのバレエが確立したのは、
19世紀半ば頃のようです。

実は、バラード も、元々は踊りを伴う音楽で、
語源はバレエと同じなのですね。

一人二役

2007年11月21日 | ピアノ全般
このところ、ほぼ毎日1回、自分のピアノを録音しています。
5曲を通し演奏で。

自分で、こう弾こうと思って、音を出す。
そして、録音された音を聴く。

弾き手と聴き手の二役ですね。

録音された音を聴いてみると・・・
思ったよりもフラットな演奏になっていることが多いです。
反対に、速度だけは、思ったよりも速めのことが多いです。

毎日、改善点がたくさんあります。

ピアノを弾くということは・・・
音をどのように出したいか考える自分がいて、
実際に、思ったような音を出そうとする自分がいて、
そして、ピアノから出た音を聴く自分がいる。

そんな一人時間差のような。

最初の2ステップができて、
初めて最後のステップができるような気も……。

まずは、自分が思い描いている音を、
少なくとも自分が思っている通りに音を出すことが、
重要なポイントなのかもしれません。

ペールサロー

2007年11月21日 | 誕生色
あちらこちらから、雪の便りが聞こえてくるようになりました。
ここ数日で、一気に冬になったように感じます。

こちらは良いお天気が続いており、月明かりが綺麗です。
半月から満月を過ぎる頃までは、特に明るいですね。

東京地方も、寒さが厳しくなってくるでしょうけれど、
夜空がより美しくなる季節でもあります。

冷たい空気の中できらめく星の数々。

今キラキラ輝いて見えるあの星は、
ここから、どのくらい離れたところにあるのでしょう?


■11月21日の誕生色 

   ペールサロー (pale sallow)
     せんさく、友人、うぬぼれ、自信家

 せんさく好きなようですね。ちょっとお節介なタイプかも。
 友人関係にはエネルギーを傾けそうです。
 自分自身に対して自信のある実力派なのでしょうね。
 何事に対しても、とことん突き詰めるのかもしれません。

 ペールサロー。
 低木の柳の一種。(ネコヤナギかも?)
 その柳の花穂の淡い色。

 サロー (sallow) を、英和辞典で引いてみると、
 「ヤナギ属の植物」とか「サルヤナギ」と書いてあります。
 そして、サルヤナギは、別名ヤマネコヤナギ?

 ネコヤナギの花穂。
 むくむくしていて、可愛い♪

 緑色のような、グレイのような、シルバーのような、
 何とも言えない色をしています。

 このサローという色は、紀元1,000年頃、
 すでに色名になっていたのだとか。
 この植物は、当時から、人々の身近にあったのでしょうね。

 柳というと、日本的なイメージを持ちたくなりますが、
 北半球北部を中心に、広範囲に分布しているようです。
 約400種類あり、日本には約90種あります。
 どこの土地にあっても、しっくり馴染むのでしょうね。

 何気ない存在感があり、不思議な魅力のネコヤナギ。
 触れてみると・・・植物らしからぬ心地よい感触に、
 新たな発見があるかもしれません。

■11月21日の誕生花 

花の名前 主な花言葉
ホタルブクロ 正義
イチョウ 長寿
オキザリス 輝く心
カリン 可能性がある
カンパニュラ 思いを告げる
ガーベラ 神秘
ベルフラワー 誠実
ナイトシェード 欺瞞(ぎまん)
リュウノウギク 無常の美
ハナキリン 独立
ランタナ 厳格

ダヴグレイ

2007年11月20日 | 誕生色
緑色の木々に、寒い空気が訪れる度、
葉は暖かい色へと変わっていく。

北から吹いてくる風に促され、
木々から葉が旅立っていく。

木から離れた葉は、空へと向かい、宙を舞い、
やがて、地面に降りていく。

本来ならば、土と同化するであろう葉も、
アスファルトの上に落ちてしまうと、掃き集められていく。

掃き集められた落ち葉の一部は、たき火の役割を担い、
煙となって、天に昇っていく。

最後の一枚の「葉っぱのフレディ」も、
もうじき木の枝を離れていく。


■11月20日の誕生色 

   ダヴグレイ (dove grey)
     気まぐれ、おおらか、芸術、生命力

 気まぐれですが、深刻ではないのでしょう。
 おおらかなので、小さいことは気にしないのでしょうね。
 すべては、前向きに進もうとする現れなのかもしれません。
 生命力がみなぎっているようです。
 芸術的センスが抜群なので、その点が、気まぐれなように、
 勘違いされてしまうのかもしれませんね。

 ダヴグレイ。
 鳩の羽毛の紫がかったグレイ。

 dove は、厳密には、小形の野生鳩を指す言葉で、
 詩的表現に使われることも多いようです。
 鳩と言うと pigeon の方がお馴染みかもしれません。

 鳩羽鼠 (10月21日の誕生色)という色と
 鳩羽紫 (10月28日の誕生色)もあります。
 これらの色よりも、グレイみが強いようですね。

 別の言い方をすると、
 鳩羽鼠や鳩羽紫よりも、やや黒に近いグレイなのです。

 グレイという色は、白と黒の真ん中の色。
 ですが、白と黒を1対1で混ぜても、グレイにはならず、
 黒に近いグレイになってしまいます。

 黒は、赤か青を、う~んと濃くした色。
 そして紫という色は、赤と青の間の色。

 ダヴグレイは、何とも微妙な位置にある色なのですね。

 何気ないようでいて、考えると実はスゴイ!
 ダヴグレイは、そんな絶妙な色なのかもしれません。

■11月20日の誕生花 
花の名前 主な花言葉
ツワブキ 愛よよみがえれ
ウシノシタクサ あなたが信じられない
カラスウリ よき便り
モミ 永遠
ウインターコスモス 調和
カーネーション (赤) 清らかな慕情
タラゴン 潔癖
イワレンゲ よき家庭を築く
レモンバーベナ 忍耐
ゲッカビジン 一度だけでも会いたい

クラレット

2007年11月19日 | 誕生色
冷たい北風が、いきなりやってきた!
思わず、ダウンジャケットの襟元を掴んだ。

なんだか「北風と太陽」のお話みたい。
だけど、今日の太陽は、ちょっと上の空ね。

明日の日中の太陽は、
面と向かって、お付き合いしてくれそうよ。


■11月19日の誕生色 

   クラレット (claret)
     教養、感性、精神力、洗練

 幅広い教養と、豊かな感性の持ち主なのでしょうね。
 繊細なイメージを持ちたくなりますし、また実際、
 繊細なのかもしれませんが、精神力は強そうです。
 とても洗練されたセンスの持ち主かもしれません。

 クラレット。
 フランス・ボルドー地方産の赤ワインの色。

 クラレットという名前は英語で、イギリスで付けられました。
 フランスのボルドー産ワインを意味する言葉で、
 ワインレッド よりも古くから使われている色名です。

 このクラレットという言葉は、元々フランス語で
 clair (クレール)といい、「明るい」という意味なのですね。
 やや鮮明なワインの色を表現していたのかもしれません。

 19世紀になると、赤ワインの色は
 ボルドー でも表現されるようになりました。
 新しい色名を使うことの方が、オシャレな感覚なのでしょう。

 クラレットという言葉で、私が真っ先に思い浮かべるのは、
 クラレットパンチ・・・ワインの入ったフルーツポンチ。
 ほんのりワイン色で、ちょっぴり大人の味。

 ボルドーという言葉が使われ始める前から、
 ボルドー地方の赤ワインを表してきたクラレット。

 時の流れの中で、静かに熟成するワインのようですね。

■11月19日の誕生花 
花の名前 主な花言葉
オトギリソウ 信心
ハゼノキ 真心
ワレモコウ 変化
スイートアリッサム 美しさを超えた価値
アルストロメリア エキゾチック
パピルス 素直さ
ムラサキシキブ 聡明
ヤマラッキョウ つつましい
スターチス 永久不変

アンカー音

2007年11月19日 | ピアノ全般
曲を締めくくる最後の音。

まるでアンカーのようなので、
「アンカー音」などと呼んでみたくなりました。

今度の発表会で、私は小品を5曲弾きます。
最後の曲は、ブラームスのワルツ15番。

この曲の最後の音は、左手の ミ♭-ラ♭-ド の和音です。

この和音。
ワルツ15番の最後の音であると同時に、
ワルツ4曲の最後の音でもあり、
また、全5曲の最後、つまり、私の演奏の最後の音でもあります。

グランドアンカー音とでも呼びたくなるくらい。

この3つの音を、そっと置くような気持ちで、
大切に響かせることができるといいなぁ♪・・と思っています。

音量は小さいけれど、
中身はギッシリつまっている和音になって欲しい。。。