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道庁内の遺構

2007-06-19 22:25:45 | 札幌・歴史探訪


      皆さんご存知の、北海道庁赤れんが庁舎。

     
     この庁舎は、明治21(1888)年12月に完成したものです。
    
   赤れんが庁舎の右横に、遺構があるのをご存知でしょうか?
     

       「開拓使札幌本庁舎跡」
                (札幌市中央区北3条西6丁目)
     

   開拓使というのは、北海道開拓のために明治2~15年まで置かれた
  明治政府の官庁です。
   開拓史の廃止後、3県1局に分けられ、再び北海道に統合されて
  明治19(1886)年1月に北海道庁が設置されました。


    この場所にあった建物は、明治6(1873)年10月に完成しました。
しかし、完成から約6年後の明治12(1879)1月の火災で焼失してしまいました。


   庁舎の外観を復元した建物が、厚別区の「開拓の村」に建っています。
      
           平成17(2005)年12月撮影
 

  開拓使本庁舎は木造で焼失したので、道庁はレンガで建てられたのかも
 しれませんね。

  実際、道庁は明治42(1909)年1月に火災になり、内部と屋根が焼失しました。
 ですが、外壁はそのまま残り、明治44(1911)年に復元されました。
  昭和43(1968)年の北海道百年を記念して、八角塔や換気筒などを復元して
 建築当時の姿に戻されました。


   屋根の上に塔が造られているデザインは、似ていますね



     
          碑文の最後には、こう刻まれています。
 
  開拓使札幌本庁舎跡地と北海道庁旧本庁舎のあるこの場所は、道民とともに
 北海道風雪百年の歴史をになってきた場所である。
  われわれは、この歴史の遺産をふまえ、北海道の明るい未来を築こう。
 


    北海道開拓のシンボルがここにあるということですね

コメント
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