真駒内駅を出てすぐに、五輪団地と呼ばれている団地群があります。
これは、札幌オリンピックのときに選手村として使われた建物です。
ですが、これらはあくまで都市計画の一部として建てられたものでオリンピック
の為に繰り上げて施工されたものだったようです。
オリンピック組織委員会が借り上げて、その後は元の持ち主の住宅公団や公社
に返還されたそうです。
それぞれの個性ある団地です。 「現在の呼称名です」
昨日の記事でも紹介した 「五輪団地H棟」
札幌オリンピック当時は女子選手の宿舎として使われました(H1棟・H2棟)。
H3棟はオリンピック後に建設
門柱にも、建物にもオリンピックのマークがまだ残っています。
オリンピック後に分譲住宅になりました。
「UR都市機構 五輪団地」
五輪団地の代名詞ともいうべき、19棟(現在は22棟)ある男子選手村の
宿舎です。
オリンピック後は、日本住宅公団(現・独立行政法人 都市再生機構)の
賃貸住宅となりました。
こちらは、札幌オリンピックのマークだけですね。
「M棟 五輪団地」
M棟は6棟あり、プレスハウス (外国人報道陣の宿舎)として使用された
そうです。
(外国人プレスハウスA地区宿舎)
オリンピック後は、H棟と同じく分譲住宅になりました。
H棟と同じタイプのマークが残っています。
このM棟の隣には、公園があります。
真駒内五輪記念公園
普通の公園です。ですが・・・記念碑があります。
「札幌オリンピック冬季大会 オリンピック村」碑
この公園の場所には、オリンピック村本部・選手食堂があったそうです。
この他にも、真駒内駅から少し離れた場所の真駒内柏丘に
「五輪団地A棟」 「五輪団地B棟」 があります。
こちらはM棟と同じく、外国人報道陣向けのプレスハウスとして建てられました。
(外人プレスハウスB地区宿舎)
A棟とB棟は少し離れて建っています。
建物の造りはM棟に似ていますね。
現在は分譲住宅になっているようです。
H棟・M棟と同じタイプのマークが付いています。
続きます。
2011.11.25 加筆・訂正