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『同志社女子大学-音楽学科第44回定期演奏会』へ、大好きなベルリオーズの『幻想』を聞きに行く

2014-12-18 23:17:28 | 音楽

      【2014年12月17日】  京都コンサートホール(大ホール)

 『同志社女子大学音楽科』の定期演奏会は、去年はどうも京都ではなく他府県で実施されたようで(兵庫県立芸術文化センター)行けなかったが、今年は京都で開催され、昨日、同コンサートに出かけてきた。歩いていける距離にある『京都コンサートホー』での定期演奏会に無料で招いてくれるのだから、どんなにありがたいことか! しかも、今年の演奏曲目に大好きな『幻想』が入っていると知って、【何が何でも聴きにいかないと】と、1ヶ月も前から楽しみにしていた。

 『同女定演・京都公演』の前回(2012年12月)の演奏曲目は『悲愴』だった。女子だけの楽団で、しかもアマチュア(将来のプロ演奏家を目指すタマゴ達だったにしても)で、これだけ迫力のある演奏ができるんだと感動したことを思い出す。
 それにしても有難いのは、前回・今年と自分の一番のお気に入りの(一番聴き慣れた)曲が演奏されるということだ。
      

  

 プログラムは、以下の通り。

     <第1部> 合唱

         寺嶋隆也 作曲 「沖縄のスケッチ」
     
          指揮 青木耕平 
       

         松下耕 作曲 「愛の詩集」 
 
          指揮 村上敏典

     <第2部> 管弦楽

         レスピーギ   交響詩 ローマの噴水
         ベルリオーズ  幻想交響曲

          指揮 新田ユリ
 

                                           


 いつも通り第1部が「合唱」で、第2部が「シンフォニー」である。第1部前半の「沖縄調」の合唱曲は、珍しく《振付》が付いて、それはそれでおもしろいと思った。

 お目当てはやはり交響曲である。しかし前半の『レスピーギ』はやはり、ちょっと肌に合わない。

 『ベルリオーズ』の『幻想』はやっぱりすばらしい曲だ。

 第一楽章が始まった途端に、それまで眠りかけていた全神経が目を覚ます。ベルリオーズはオーケストラの音の出し方がうまい。各パートの楽器の個性を引き出し、全体に埋もれることなく、それぞれの自己主張を絶妙な駆け引きでバランスを取り合い、表現させている。
 だから、それぞれの楽器に自分らの出番があり、それを演奏する奏者も生き生きして見える。

 多彩な表現力と、絶妙なハーモニー。女性だけの『同女管弦楽団』は(若干の男子の応援も見られたが)、このすばらしい曲を演じきった! 

 すばらしかった!




     【2012年12月の『同女・第42回 定演』】のブログ記事にジャンプ


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