【2012年10月8日】
島津の田中さんの時は、受賞の根拠がもう一つピンとこなかったが、今度の場合は充分納得であるし、ともに喜びたい気持である。
インタビューの内容がいい。飾り気ないし謙虚であるし、研究に打ち込む情熱が伝わってくる。
iPS細胞を巡っては、世界中が先を争って新たな技術開発にしのぎを削っている。懸念されるのは、アメリカをはじめとす巨大企業が開発し特許を取った技術を儲けの為に独占することである。それを許さない為にも、国を挙げての支援体制は必要であるが、山中さんの情熱の先は、「日々現実に苦しんでいる難病患者を1日でも早く救いたい。」という使命感である。
その気持ちがひしひしと伝わってくる。山中チーム、おめでとう!
【『「大発見」の思考法-iPS細胞 VS. 素粒子』-山中伸弥と益川敏英の対談】のページにジャンプ