【 仙法志海岸から見る利尻山 ー ローソク岩がはっきり見える 】
【 2023年6月21日 】 旅行第4日目(利尻島観光-千歳乗継で伊丹へ)
9:00アイランド利尻ホテル出発-(西岸をバスで南に移動)ー9:15カムイテラス(30分)-
10:00仙法志御崎公園着(約40分姿の良い利尻富士を海岸から眺める)-10:40同駐車場着
-(一転、道を戻り北へ)-11:15ホッケの昼食-12:05富士野園地に着-12:40同発
-12:50利尻空港へ-(ANA4930便)-13:35新千歳空港-(ANA778便)
-14:10伊丹空港着-自宅へ
朝、8時に出発。昨日は島の北側から東側の海岸線を南に下がり南側からの利尻山を見たが、今日は、利尻富士の周囲をぐるりと回って西方と北方からその姿を眺める日である。利尻島を南北の縦の線で東西に分けた東側が「利尻富士町」で、反対側の西側が「利尻町」になっている。つまり昨日は利尻富士町を主に観光したことになる。
【 利尻島全図 】
昨日、利尻の沓形港に着いてから時計回りで島の北側を走っていた時、バスガイドさんが常に進行方向の右側に見える利尻山の山頂の方を指しながら、
「頂上の近くにローソクのように立っている岩が見えますか?」という。反対側の左の席に座っていた私には、よく確認できなかったが「場所によってその見え方で変わるので注意して見てみてください。」という言葉で、その存在を初めて知った。
南鳥島か沖ノ鳥島か忘れたが、日本のはるか南方の太平洋上に100m近いローソクのような細長い岩が聳え立っている光景をテレビで見た記憶があるが、それと同じような物の様だ。それは「孀婦岩」と言って、海底火山の噴火で、マグマの通り道だった溶岩が固まり、その周りの柔らかい部分が浸食で削られて、溶岩道だけが残ったものだという。それを知ってから、旅行中に利尻山頂上近くの「ローソク岩」を注視するようになった。
【 利尻空港近くからのローソク岩 】 と 【 太平洋上に俊立する「孀婦岩」 】
〇 〇 〇
今日は、宿のある沓形港から先ずは西海岸を南に下る。
【 沓形港近くの宿の屋上から - 南北に長い山頂を横から見る 】
【 ブルーの海岸線 】
【 カムイテラス近くの利尻山ーバスの車窓から 】
バスで15分ほどで最初の目的地「カムイテラス」に到着。
【 カムイテラス 】
【 神居海岸 】
ここは比較的新しい観光スポットの様で、建物がみな真新しい。イギリスかどこかの醸造家がこの場所を気に入って、ウィスキーの醸造所を造ったという事で、何年か後にここのウイスキーが市場に出回るかもしれないと話していた。
【 カムイテラスを後にする 】
カムイテラスから更に南に30分走って、仙法志公園に登着する。ここから見る利尻山は「利尻富士」という名にふさわしい姿をしていて、ローソク岩もくっきり見える。礼文島で中々姿を現わさずにイライラさせた利尻山が丸見えである。
【 仙法志海岸と利尻富士 】
【 海鳥 】
きれいな海と利尻富士。もう何も言う事はない。
【 海鳥とローソク岩と利尻山 】
一転、進路を北にとり、元来た道を島の反対側の鴛泊に向けて移動する。鴛泊の町の一角で、昼食休憩。名物「ホッケ」の定食である。
【 ホッケの昼食 】
食事後、少し東に戻り、島北部の観光スポット「富士野園地」に行く。ここからはまた別の勇壮な利尻富士を眺めることができる。
【 北のカナリア広場から 】
【 富士野園地にて- 田中陽気 】
【 富士野園地 - ボンモシリ島 】
これで、主な観光は終わった。全日、快晴に恵まれて、利尻山の魅力も新たに発見したいい旅行だった。
〇 〇 〇
利尻岳には、以前登ってみようという話は合った。でも、仕事を持っていた上、利尻島は当時あまりにも遠かった。費用も日程の確保もなかなか付かなく、先送りになっていた。今からでも登れるか、登山コースも調べてみたが、やはり体力的に無理なようだ。
登山道を見ると2つのルートがあって、北側からの「鴛泊コース」が比較的優しい初心者コースで、西側からの「沓形コース」は距離は短いが、岩場の急登が多い熟達者コースの様だ。しかし、頂上付近に避難小屋はあるものの、いずれのコースも日帰りの設定で往復標準タイムで8時間以上となっている。これはちょっと無理かな、と。
【 利尻空港のテラスから 】 【 登山道 地図 】
今回の旅行で見るだけではあるが、利尻山の魅力は十分知ることができた。
今回の旅行中に見た利尻岳の姿をまとめてみた。
【 冬の利尻島全図 左側が北方 上方が東 】
【 オタトマリ湖(南東 1⃣ )から 】 【 南浜湿原(南南東 2⃣ )から 】
【 神居海岸カムイテラス(西方向 3⃣ )から 】 【 利尻空港(北西 4⃣ )から 】 【 カナリア広場(北北西 5⃣ )から 】 【 仙法志公園(南南西 6⃣ )より 】
【 上の写真の撮影位置を示す 1⃣~6⃣ 】
こうして利尻山を四方(東からの姿は眺めることができなかったが)から見ると、利尻富士の頂は南北に長く連なった険しい岩稜帯からなっているのがわかる。
旅行から帰った翌週にNHK・BSで「礼文の花紀行と利尻山を登る」特集番組を放映していたのを見たが、こんな魅力のある山だった、登ってみたかったと思ったが、上に書いたように、もう無理と思う。
ただ、番組の撮影時は自分らが行った時より天候に恵まれず、頂上でもガスに覆われ景色が充分楽しめなかっただろうことと、礼文にしても利尻山にしても今回のように《晴天で穏やかな天気に巡り合うことはまれだ》と聞くと、礼文・利尻滞在中の4日間とも雨に合わず晴天に恵まれたことは非常にラッキーなことだったと思って、これで良しとすべきかもしれない。
【 さらば、利尻島 】
【 終わり 】
【 花の浮島・礼文島と利尻富士・利尻島を訪れる3泊4日の旅-その3 】のブログに戻る
【 花の浮島・礼文島と利尻富士・利尻島を訪れる3泊4日の旅-その2 】のブログに戻る
【 花の浮島・礼文島と利尻富士・利尻島を訪れる3泊4日の旅-その1 】このブログを最初から見る
【 2023年6月21日 】 旅行第4日目(利尻島観光-千歳乗継で伊丹へ)
9:00アイランド利尻ホテル出発-(西岸をバスで南に移動)ー9:15カムイテラス(30分)-
10:00仙法志御崎公園着(約40分姿の良い利尻富士を海岸から眺める)-10:40同駐車場着
-(一転、道を戻り北へ)-11:15ホッケの昼食-12:05富士野園地に着-12:40同発
-12:50利尻空港へ-(ANA4930便)-13:35新千歳空港-(ANA778便)
-14:10伊丹空港着-自宅へ
朝、8時に出発。昨日は島の北側から東側の海岸線を南に下がり南側からの利尻山を見たが、今日は、利尻富士の周囲をぐるりと回って西方と北方からその姿を眺める日である。利尻島を南北の縦の線で東西に分けた東側が「利尻富士町」で、反対側の西側が「利尻町」になっている。つまり昨日は利尻富士町を主に観光したことになる。
【 利尻島全図 】
昨日、利尻の沓形港に着いてから時計回りで島の北側を走っていた時、バスガイドさんが常に進行方向の右側に見える利尻山の山頂の方を指しながら、
「頂上の近くにローソクのように立っている岩が見えますか?」という。反対側の左の席に座っていた私には、よく確認できなかったが「場所によってその見え方で変わるので注意して見てみてください。」という言葉で、その存在を初めて知った。
南鳥島か沖ノ鳥島か忘れたが、日本のはるか南方の太平洋上に100m近いローソクのような細長い岩が聳え立っている光景をテレビで見た記憶があるが、それと同じような物の様だ。それは「孀婦岩」と言って、海底火山の噴火で、マグマの通り道だった溶岩が固まり、その周りの柔らかい部分が浸食で削られて、溶岩道だけが残ったものだという。それを知ってから、旅行中に利尻山頂上近くの「ローソク岩」を注視するようになった。
【 利尻空港近くからのローソク岩 】 と 【 太平洋上に俊立する「孀婦岩」 】
〇 〇 〇
今日は、宿のある沓形港から先ずは西海岸を南に下る。
【 沓形港近くの宿の屋上から - 南北に長い山頂を横から見る 】
【 ブルーの海岸線 】
【 カムイテラス近くの利尻山ーバスの車窓から 】
バスで15分ほどで最初の目的地「カムイテラス」に到着。
【 カムイテラス 】
【 神居海岸 】
ここは比較的新しい観光スポットの様で、建物がみな真新しい。イギリスかどこかの醸造家がこの場所を気に入って、ウィスキーの醸造所を造ったという事で、何年か後にここのウイスキーが市場に出回るかもしれないと話していた。
【 カムイテラスを後にする 】
カムイテラスから更に南に30分走って、仙法志公園に登着する。ここから見る利尻山は「利尻富士」という名にふさわしい姿をしていて、ローソク岩もくっきり見える。礼文島で中々姿を現わさずにイライラさせた利尻山が丸見えである。
【 仙法志海岸と利尻富士 】
【 海鳥 】
きれいな海と利尻富士。もう何も言う事はない。
【 海鳥とローソク岩と利尻山 】
一転、進路を北にとり、元来た道を島の反対側の鴛泊に向けて移動する。鴛泊の町の一角で、昼食休憩。名物「ホッケ」の定食である。
【 ホッケの昼食 】
食事後、少し東に戻り、島北部の観光スポット「富士野園地」に行く。ここからはまた別の勇壮な利尻富士を眺めることができる。
【 北のカナリア広場から 】
【 富士野園地にて- 田中陽気 】
【 富士野園地 - ボンモシリ島 】
これで、主な観光は終わった。全日、快晴に恵まれて、利尻山の魅力も新たに発見したいい旅行だった。
〇 〇 〇
利尻岳には、以前登ってみようという話は合った。でも、仕事を持っていた上、利尻島は当時あまりにも遠かった。費用も日程の確保もなかなか付かなく、先送りになっていた。今からでも登れるか、登山コースも調べてみたが、やはり体力的に無理なようだ。
登山道を見ると2つのルートがあって、北側からの「鴛泊コース」が比較的優しい初心者コースで、西側からの「沓形コース」は距離は短いが、岩場の急登が多い熟達者コースの様だ。しかし、頂上付近に避難小屋はあるものの、いずれのコースも日帰りの設定で往復標準タイムで8時間以上となっている。これはちょっと無理かな、と。
【 利尻空港のテラスから 】 【 登山道 地図 】
今回の旅行で見るだけではあるが、利尻山の魅力は十分知ることができた。
今回の旅行中に見た利尻岳の姿をまとめてみた。
【 冬の利尻島全図 左側が北方 上方が東 】
【 オタトマリ湖(南東 1⃣ )から 】 【 南浜湿原(南南東 2⃣ )から 】
【 神居海岸カムイテラス(西方向 3⃣ )から 】 【 利尻空港(北西 4⃣ )から 】 【 カナリア広場(北北西 5⃣ )から 】 【 仙法志公園(南南西 6⃣ )より 】
【 上の写真の撮影位置を示す 1⃣~6⃣ 】
こうして利尻山を四方(東からの姿は眺めることができなかったが)から見ると、利尻富士の頂は南北に長く連なった険しい岩稜帯からなっているのがわかる。
旅行から帰った翌週にNHK・BSで「礼文の花紀行と利尻山を登る」特集番組を放映していたのを見たが、こんな魅力のある山だった、登ってみたかったと思ったが、上に書いたように、もう無理と思う。
ただ、番組の撮影時は自分らが行った時より天候に恵まれず、頂上でもガスに覆われ景色が充分楽しめなかっただろうことと、礼文にしても利尻山にしても今回のように《晴天で穏やかな天気に巡り合うことはまれだ》と聞くと、礼文・利尻滞在中の4日間とも雨に合わず晴天に恵まれたことは非常にラッキーなことだったと思って、これで良しとすべきかもしれない。
【 さらば、利尻島 】
【 終わり 】
【 花の浮島・礼文島と利尻富士・利尻島を訪れる3泊4日の旅-その3 】のブログに戻る
【 花の浮島・礼文島と利尻富士・利尻島を訪れる3泊4日の旅-その2 】のブログに戻る
【 花の浮島・礼文島と利尻富士・利尻島を訪れる3泊4日の旅-その1 】このブログを最初から見る