【 2017年9月26日 】 京都シネマ
フィリピンのドゥテルテ大統領が就任して1年と3か月が経過するが、何位かと話題の多い大統領である。特に、麻薬撲滅に対する執念は尋常でなく、その捜査過程で3400人以上の人が殺されたという。確かに、貧しい庶民の日常にも麻薬が深く浸透しその悪影響は大きいから、何とかしなければならないから、過激なやり方にも拘らず、その支持率は高いという。
そうはいっても、捜査する側も、法も何もない。警察官の賃金水準が低いから賄賂や押収品の着服無しでは生きていけない現実がある。何もかも無法地帯なのだ。
警察官の要求する【カネ】を払えば見逃してもらえるし、支払わなければ収監される。その捜査官自身も上司に貢物をしなければ職を失い、生きていけない。それを支える《密告社会》。
そんな中で生活するローザ夫婦と子供たち。《カネ》を工面するために、子供たちも走り回る。
そこには、日本とはまた違った耐え難い現実があった。
『ローサは密告された』-公式サイト
この公式サイトは、資料も豊富で一見の価値はあります
『ドゥテルテ大統領』の動向に関する記事』-毎日新聞のサイト
『ドゥテルテ大統領』の動向に関する記事』-ブルームバーグのサイト