この映画・本、よかったす-旅行記も!

最近上映されて良かった映画、以前見て心に残った映画、感銘をうけた本の自分流感想を。たまには旅行・山行記や愚痴も。

コンサート2つ-クラッシックの大学交響楽団とジャズのチャリティー・コンサート

2011-06-06 23:02:21 | 音楽
 
 6月3日(金)の晩には『立命交響楽団定期演奏会』へ、6月5日は昼間に『サッチモに捧ぐ「この素晴らしき世界」東日本大震災チャリティーコンサート』の2つのコンサートに出かけてきた。

 『立命』の方は、元職場の仲間(アルバイト)で立命交響楽団の一員として活躍していたYさん(山仲間のYさんとは別人で、-昨年、大学を卒業して今は立派な社会人だが、OGとして出演するという。)からのお誘いを受け、会場が家の近くという気軽さもあって出かけてきた。
 演目(曲目)は、「ドン・ジョバンニ」の序曲がオープニングで、スメタナの「わが祖国」から2曲と、ドボルザークの「新世界より」。
 1つ目は学生の指揮で、演奏者の数も少なく、やや迫力に欠けたが、スメタナとドボルザークはインパクトもあり充分楽しめた。いつも思うのだが、『生』はいい。最近の事情では、家では大音響は聴けず、ヘッドフォンは圧迫感というか窮屈な感じがする。臨場感は変えがたい。
 それにしても感心するのは、彼(彼女)らの多くは、大学に入ってから初めてその楽器を手にしたというのに、こんな立派な音を奏でることができる、ということだ。もともとピアノをやっていたとかいう素養はもちろんあったかもしれないが。
 そして羨ましいのは、一人でなく多くの仲間と力をあわせ、1つの目標に向けともにがんばれるという環境にあることだ。努力して、その結果成功を一緒に喜びを分かち合えるというのは、本当に羨ましい。

 『ジャズ』の方は、深澤芳美とキャロライナシャウトの演奏で、本当に久しぶりだ。生のジャズ演奏を聴いたのは、それこそ何十年ぶりだろうか。改めて、ジャズの魅力に取り付かれた。
 
 そもそも、こう言っては申し訳ないが、渡辺貞夫や日野照正などは別として、日本のジャズ・バンドの演奏は、『ノリがない』というか、『あか抜けしていない』という印象がぬぐえなかった。だから買い求めるCDは自ずと『MJQ』とかのアメリカ黒人のものになってしまう。それと、ディキシーランド・スタイルはあまり自分の好みではなかった。音の数の少ない、シンプルなスウィング・ジャズが好みだ。でも、サッチモは別格だ。最初に買ってもらったレコードが、サッチモだったと思う。だから、愛着がある。

 そんな懐かしい思いと、「東日本大震災のチャリティー」というチラシの誘い文句につられて出かけきたが、大満足だった。
 トランペットがあんなに微妙なニュアンスを表現できる楽器とは思わなかった。下間哲のトランペットもゲストの池田公信のコルネットの演奏もすばらしく、ああゆう吹き方ができるんだと、ただただ感激! クラリネット奏者も良かった。あんな流暢に演奏できるなんて! ベースもドラマーも迫力あった。
 帰り道、並びながら歩いているとき、妻が以前新聞に載っていたというジョーク(川柳)「シンバルンのギャラ聞き激怒するドラマー」を口ずさむのを耳にし、ドラムソロの場面の両手両足をフル回転させ汗だくになって熱演する様を思い浮かべると、思わず吹き出してしまった。



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