2006年9月10日(京都シネマ) パトリス・ルコント監督
サンドリーヌ・ボネール(アンナ役)が見たくて観たようなものだったが、意外と面白かった。
著名な精神科医モニエ医師を訪ねるはずだったのが、間違えて別の税理士のドアをたたいてしまったが、それと知らず冷え切った夫婦生活の話を始めてしまうアンナ。というのも、部屋にはカウンセリング用のソファもあるし、それらしき雑誌も置いてあるので勘違いしても不思議ではない。でも男の方は、いきなり美人が飛び込んできて深刻な身の上話をされるのでは、鳩が豆鉄砲を食らったような顔をするのは無理もないと思われる。しかも、自分は長年連れ添った妻とは離婚して孤独に追いやられた身だ。ときめかないわけがない。
次回セラピーの時には本当のことを告白しようと思うのだが、タイミングを逃してしまう。アンナも不思議な存在だ。どこまでが本当でどこからが嘘か解らない。半分試しているようでもある。もう半年以上もセックスはおろか体に触れることもないという。こんな美しい人をどうしてと思う。
3回目の訪問時に偽物ということがばれてしまう。そうなったら、この話はもう面白くないと思ったが、そこはルコントである。あとは実際に観てご堪能あれ。まっ、期待以上に楽しめた作品だった。
サンドリーヌ・ボネールはやはり前作「灯台守の恋」が良かった。こちらの方がおすすめである。
サンドリーヌ・ボネール(アンナ役)が見たくて観たようなものだったが、意外と面白かった。
著名な精神科医モニエ医師を訪ねるはずだったのが、間違えて別の税理士のドアをたたいてしまったが、それと知らず冷え切った夫婦生活の話を始めてしまうアンナ。というのも、部屋にはカウンセリング用のソファもあるし、それらしき雑誌も置いてあるので勘違いしても不思議ではない。でも男の方は、いきなり美人が飛び込んできて深刻な身の上話をされるのでは、鳩が豆鉄砲を食らったような顔をするのは無理もないと思われる。しかも、自分は長年連れ添った妻とは離婚して孤独に追いやられた身だ。ときめかないわけがない。
次回セラピーの時には本当のことを告白しようと思うのだが、タイミングを逃してしまう。アンナも不思議な存在だ。どこまでが本当でどこからが嘘か解らない。半分試しているようでもある。もう半年以上もセックスはおろか体に触れることもないという。こんな美しい人をどうしてと思う。
3回目の訪問時に偽物ということがばれてしまう。そうなったら、この話はもう面白くないと思ったが、そこはルコントである。あとは実際に観てご堪能あれ。まっ、期待以上に楽しめた作品だった。
サンドリーヌ・ボネールはやはり前作「灯台守の恋」が良かった。こちらの方がおすすめである。