【 仁和寺五重塔 】
【2014年11月15日】
別の用で仁和寺の近くまで来て、せっかくだからと「仁和寺」に立ち寄る。用も済ませたので家から持ってきたおにぎりを「無料休憩所」でほおばったあと、境内をぶらりとする。ちょうど紅葉も見頃の頃だ。桜の葉も飾ったように紅葉した葉がバランス良く枝に残っている。
見上げる『五重の塔』は、久しぶりに改めて見るとその大きさに驚く。近くの「もみじ」が青空に真っ赤に映える。(ちょうどカメラのバッテリーが切れ、撮り損ねてしまって-残念!)
看板を見て、以前からちょっと気になっていた、伽藍の並ぶ境内から少し離れた「仁和寺」の敷地内にある「ミニュチュア版」の『四国八十八所巡り』のことを思いだした。天気もいいしお昼も食べたことだし、時間もある。行ってみることにする。
西門を出て、第一番の札所の看板がある方に向かう。すぐに第一番『霊仙寺』。ここの『霊仙寺』と第六五番の『三角寺』だけは、実際に四国の本物を訪れたことがある。前者は、鳴門の『大塚美術館』にいったときについでに寄り、後者は妻の実家を伊予の山奥の中山口から市仲を訪ねたとき、足を延した。
こちらは、それぞれが「一間四方」か、それより「やや大きい」くらいのお堂で、10mくらい進めば、次の札所があるから、10番くらいまですぐ済んでしまう。
道ももっと荒れているかと思っていたが、石を積んであるかコンクリートでしっかり舗装してあるから、普通の靴で何も問題なく歩ける。
それでも、平坦なうちは良かったが、進むにつれだんだん傾斜が増してくる。八十八霊場を巡るコースは《馬蹄形》のような軌跡を描いて頂点となるコースの真ん中くらいで尾根道になり、最高地点を迎えるが、途中やはり露岩が路面を覆っている箇所があるから、ハイヒールは論外として踵の高い靴は無理である。特に、最高地点を過ぎた第53番の「円明寺」への道は、わずか数mの距離だが「北穂の岩場」気分である。(ただし、ここも《迂回路》があるから通過しなくても行けるが。)
そんなちょっとして変化を味わいながら、あといくつと数えながら進む。(普通の登山では、走破する道のりの、どのくらいを進んで、あとどのくらい歩けば目的地に着けるか、まったく見当がつかないことが多く-特に長く果てしない下山道を、膝を気遣いながら下っているときは絶望的な気分になるのだが。)ここは、それが読めるので、安心して歩けるのがいい。
【八十八ヶ霊場のある『成就山』での最高地点付近-第48番「西林寺」】
【「西林寺」前からの京都市内西部の眺め 】
例の「西明寺」も過ぎ、残すは20箇所弱になり、気分も軽やかに進んでいるとき、背後から人の気配。振り向いてその顔を見ると、見覚えがある。Hさんだ。何とこんなところで会うなんて!と感激する。18年前の職場で一緒だった人だ。(その後、5~6年前にも1度、会ってはいるが。)しばらく立ち話で、懐かしく昔を思い出す。
話を聞けば、この《八十八所巡り》のコースを往復三十分程度で、毎日一往復はしているそうな。(ならば(後で考えたら)、ここに来れば、会うのも当然かと思う。)
そういえば、その後も、別の数人がランニングスタイルで横を通過していった。地元ランナー・健康愛好家たちのトレーニングコースになっているのだ。
我々夫婦は、看板に書いてあった《予想時間》どおりの2時間で、予期もしなかった《小旅行》を、印象深く《おまけ》もついて、こうして終えた。
【2014年11月15日】
別の用で仁和寺の近くまで来て、せっかくだからと「仁和寺」に立ち寄る。用も済ませたので家から持ってきたおにぎりを「無料休憩所」でほおばったあと、境内をぶらりとする。ちょうど紅葉も見頃の頃だ。桜の葉も飾ったように紅葉した葉がバランス良く枝に残っている。
見上げる『五重の塔』は、久しぶりに改めて見るとその大きさに驚く。近くの「もみじ」が青空に真っ赤に映える。(ちょうどカメラのバッテリーが切れ、撮り損ねてしまって-残念!)
看板を見て、以前からちょっと気になっていた、伽藍の並ぶ境内から少し離れた「仁和寺」の敷地内にある「ミニュチュア版」の『四国八十八所巡り』のことを思いだした。天気もいいしお昼も食べたことだし、時間もある。行ってみることにする。
西門を出て、第一番の札所の看板がある方に向かう。すぐに第一番『霊仙寺』。ここの『霊仙寺』と第六五番の『三角寺』だけは、実際に四国の本物を訪れたことがある。前者は、鳴門の『大塚美術館』にいったときについでに寄り、後者は妻の実家を伊予の山奥の中山口から市仲を訪ねたとき、足を延した。
こちらは、それぞれが「一間四方」か、それより「やや大きい」くらいのお堂で、10mくらい進めば、次の札所があるから、10番くらいまですぐ済んでしまう。
道ももっと荒れているかと思っていたが、石を積んであるかコンクリートでしっかり舗装してあるから、普通の靴で何も問題なく歩ける。
それでも、平坦なうちは良かったが、進むにつれだんだん傾斜が増してくる。八十八霊場を巡るコースは《馬蹄形》のような軌跡を描いて頂点となるコースの真ん中くらいで尾根道になり、最高地点を迎えるが、途中やはり露岩が路面を覆っている箇所があるから、ハイヒールは論外として踵の高い靴は無理である。特に、最高地点を過ぎた第53番の「円明寺」への道は、わずか数mの距離だが「北穂の岩場」気分である。(ただし、ここも《迂回路》があるから通過しなくても行けるが。)
そんなちょっとして変化を味わいながら、あといくつと数えながら進む。(普通の登山では、走破する道のりの、どのくらいを進んで、あとどのくらい歩けば目的地に着けるか、まったく見当がつかないことが多く-特に長く果てしない下山道を、膝を気遣いながら下っているときは絶望的な気分になるのだが。)ここは、それが読めるので、安心して歩けるのがいい。
【八十八ヶ霊場のある『成就山』での最高地点付近-第48番「西林寺」】
【「西林寺」前からの京都市内西部の眺め 】
例の「西明寺」も過ぎ、残すは20箇所弱になり、気分も軽やかに進んでいるとき、背後から人の気配。振り向いてその顔を見ると、見覚えがある。Hさんだ。何とこんなところで会うなんて!と感激する。18年前の職場で一緒だった人だ。(その後、5~6年前にも1度、会ってはいるが。)しばらく立ち話で、懐かしく昔を思い出す。
話を聞けば、この《八十八所巡り》のコースを往復三十分程度で、毎日一往復はしているそうな。(ならば(後で考えたら)、ここに来れば、会うのも当然かと思う。)
そういえば、その後も、別の数人がランニングスタイルで横を通過していった。地元ランナー・健康愛好家たちのトレーニングコースになっているのだ。
我々夫婦は、看板に書いてあった《予想時間》どおりの2時間で、予期もしなかった《小旅行》を、印象深く《おまけ》もついて、こうして終えた。