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遊民ヤギ爺

俳句と映画のゆうゆう散歩

新 米

2018-10-13 15:54:08 | 日記
平成30年10月13日(土)

新米 : 今年米



早稲の種は早い所で7月下旬頃から出荷
始まる。
米所の新潟では中稲種で9月20日頃が
ピークを迎える。
晩稲種は10月一杯で出荷が終わる。

一般的には籾と呼ばれる脱穀していない
状態のものではなく、直ぐに煮炊きの出
来る精米、つまり白米のことを指す。


最近では人間による手作業は極度に少なく
なっているが、山間などの狭い田では稲刈
も行われる。
粒になった籾が脱穀され、精米となって
目の前に来た時の農家の人々の笑顔が浮か
ぶ。手に掬い形や透き通り具合を見ながら
一粒、二粒を歯に噛んでみる。


新米を語るにふさわしい姿を見せるのは
「炊きあがりの釜の蓋を開けた時、立ち上
る湯気、、、その中にふっくらと白さが
見える」 眩しい米のふっくらとした艶は
新米ならではの風味がある。




今年米ともいうが、赤飯や餅に使う糯米の
場合は「新糯」という。
今年米のイメージはスーパー等で買う
袋物ではなく、農家の米俵から直接手で
掬った時の喜びが強く感じられる米を
言う、、、、。



今日の1句

祖母の手のお握りたんと今年米    ヤギ爺