遊民ヤギ爺

俳句と映画のゆうゆう散歩

新そば

2018-10-29 15:17:54 | 日記
平成30年10月29日(月)

新蕎麦を喰う
昨日の晝どき、所要で鶴舞公園出かけた折りに、
友人に誘われ蕎麦屋に立ち寄った。
ここ春風荘は名古屋では有名なお蕎麦屋さんの様だ、


この蕎麦屋さんでは、生山葵が下ろし器と一緒に
出てくる。(自分で擦って、好みでつけて食べる)
何とも嬉しい趣向である。

カリっと揚げた海老の天婦羅、ざるに盛られた蕎麦
は何となく、青みがかって居り、早速山葵を下ろし
てみる。 プーんとワサビ独特の香りが鼻をつく。



新蕎麦 : 走りそば


秋にま未だ十分熟さない、少し青みがかった蕎麦を
早刈りし、その粉で打った蕎麦「走りそば」を
新そばという。



蕎麦の食べ方の「うんちく」(蕎麦ばなしより)

一口目は、何もつけずに確りと噛んで味を確かめる。
噛めば噛むほど蕎麦の甘さと香りが出て来る。

次に、蕎麦猪口にそば汁を1/3ほど注ぎ、蕎麦を
つけて食べる。


ワサビを蕎麦につけ(そば汁に入れない)蕎麦汁を
つけて食べる。

徐々にそば汁を足して、薬味を加え、ワサビを付けて
食べる。

そば汁へ一度に薬味、山葵などを入れるとそば汁が
にごり、薄まり、蕎麦の味、香りが楽しめない。
そば汁は残して置き、最後に蕎麦湯を入れて飲む。

これが蕎麦の香りを楽しみつつ、蕎麦を味わう良い
所作だそうです。

次の機会に、こうして味わってみよう。。。。


今日の1句(俳人の名句

新蕎麦はうつつなりけり一二膳     乙 季

新蕎麦のふるまい続く里里に      魚 文