令和2年7月7日(火)
七 夕 : 星祭、星今宵
七夕は、陰暦の7月7日又はその行事であるが
現在では陽暦の7月7日や月遅れの8月7日に
行うことが多い。
この行事は中国の牽牛、織女の伝説と、そこか
ら派生した「乞功奠」(きこうでん)の行事が
伝わり、日本の「棚機女」(たなばたつめ)の
信仰とが混合したものとされる。
江戸時代には五節句の一つとされた。
笹竹に詩や歌を書いた短冊形の色紙を吊るし、
軒先や窓辺に立てて、文字や裁縫の上達を祈る。
仙台や神奈川県平塚の「七夕祭り」は夏の風物詩
として有名だが、今年は「新型コロナウイルス」
の影響で、殆どの催事が中止となっている。
この地方でも一宮市、安城市の七夕祭りも中止、
更には、名古屋市の円頓寺商店街の七夕祭り等
地元の商店街の七夕や祭行事も全て中止である。
円頓寺商店街七夕祭り、今年は中止
港図書館内の七夕飾り、
今日も一面どんよりと梅雨空が覆いつくす、、
降ったり止んだりでは在るが降り続く雨の中、、
以前、孫の七夕お遊戯から
ご近所の幼稚園の園舎から、園児たちの歌声が
聞こえてくる。 「笹の葉さーらさら、軒端に
揺れる、お星さまきーらきら、きんぎんすなご」
たなばたさま
作詞 : 権藤はなよ、 作曲 : 下総皖一
1)ささの葉さらさら のきばにゆれる
お星さまきらきら きんぎんすなご
2)五しきのたんざく わたしがかいた
お星さまきらきら 空からみてる
昭和16年(1941年)国民学校が制定された際
文部省が題材を指定した上で、作詞を依頼し出来た
作品である。一番にある「きんぎんすなご」や二番
の「五しきのたんざく」等の言葉は難解である。
「のきば」とは、軒端で家の屋根の端のこと
「きんぎんすなご」とは、金箔や銀箔を細かく砕き
蒔絵などの装飾に使う金粉、銀粉のこと
「五しきのたんざく」は、五色の短冊で、中国の陰
陽五行思想からくる「五色」の緑、赤、黄、白、黒
をいうが、黒は縁起が悪いので紫色が用いられる。
五色の吹き流しや、仏教行事の「施餓鬼」で用いる
「施餓鬼旗」にも、この五色が使われている。
また今日は、「無人衛生ドッキング成功」の日
無人衛生おりひめ、ひこぼしドッキング成功(NASA)
平成10年(1998年)7月7日、太平洋上空
550k/mで軌道上で無人衛生「おりひめ、ひこ
ぼし」がドッキングに成功した。 この実験は
JAXA(宇宙航空研究開発機構)のつくば宇宙
センターから出された指令が,NASA(アメリ
カ航空宇宙局)のデータ中継衛星TDRSを経由
して「おりひめ、ひこぼし」に伝えられ、自動的
に行われました。
七夕には様々な催しが行われて来ましたが。
今年は、コロナウイルス、更には九州地方を襲った
集中豪雨被害が河川の氾濫や土砂崩れ等で、多くの
死者、行方不明者、家屋の被害が起きています。
何時まで続く、豪雨被害、、、、、、心配です。
今日の1句(俳人の名句)
七夕や髪ぬれしまま人に逢ふ 橋本 多佳子