遊民ヤギ爺

俳句と映画のゆうゆう散歩

七 夕

2020-07-07 15:53:37 | 日記

令和2年7月7日(火)

七 夕 : 星祭、星今宵

七夕は、陰暦の7月7日又はその行事であるが

現在では陽暦の7月7日や月遅れの8月7日に

行うことが多い。

この行事は中国の牽牛、織女の伝説と、そこか

ら派生した「乞功奠」(きこうでん)の行事が

伝わり、日本の「棚機女」(たなばたつめ)の

信仰とが混合したものとされる。

江戸時代には五節句の一つとされた。

笹竹に詩や歌を書いた短冊形の色紙を吊るし、

軒先や窓辺に立てて、文字や裁縫の上達を祈る。

仙台や神奈川県平塚の「七夕祭り」は夏の風物詩

として有名だが、今年は「新型コロナウイルス」

の影響で、殆どの催事が中止となっている。

この地方でも一宮市、安城市の七夕祭りも中止、

更には、名古屋市の円頓寺商店街の七夕祭り等

地元の商店街の七夕や祭行事も全て中止である。

円頓寺商店街七夕祭り、今年は中止

港図書館内の七夕飾り、

 

今日も一面どんよりと梅雨空が覆いつくす、、

降ったり止んだりでは在るが降り続く雨の中、、

以前、孫の七夕お遊戯から

 

ご近所の幼稚園の園舎から、園児たちの歌声が

聞こえてくる。 「笹の葉さーらさら、軒端に

揺れる、お星さまきーらきら、きんぎんすなご」

たなばたさま

作詞 : 権藤はなよ、 作曲 : 下総皖一

1)ささの葉さらさら のきばにゆれる

  お星さまきらきら きんぎんすなご

2)五しきのたんざく わたしがかいた

  お星さまきらきら 空からみてる

昭和16年(1941年)国民学校が制定された際

文部省が題材を指定した上で、作詞を依頼し出来た

作品である。一番にある「きんぎんすなご」や二番

の「五しきのたんざく」等の言葉は難解である。

「のきば」とは、軒端で家の屋根の端のこと

「きんぎんすなご」とは、金箔や銀箔を細かく砕き

 蒔絵などの装飾に使う金粉、銀粉のこと

「五しきのたんざく」は、五色の短冊で、中国の陰

陽五行思想からくる「五色」の緑、赤、黄、白、黒

をいうが、黒は縁起が悪いので紫色が用いられる。

五色の吹き流しや、仏教行事の「施餓鬼」で用いる

「施餓鬼旗」にも、この五色が使われている。

 

また今日は、「無人衛生ドッキング成功」の日

無人衛生おりひめ、ひこぼしドッキング成功(NASA)

 

平成10年(1998年)7月7日、太平洋上空

550k/mで軌道上で無人衛生「おりひめ、ひこ

ぼし」がドッキングに成功した。 この実験は

JAXA(宇宙航空研究開発機構)のつくば宇宙

センターから出された指令が,NASA(アメリ

カ航空宇宙局)のデータ中継衛星TDRSを経由

して「おりひめ、ひこぼし」に伝えられ、自動的

に行われました。

 

七夕には様々な催しが行われて来ましたが。

今年は、コロナウイルス、更には九州地方を襲った

集中豪雨被害が河川の氾濫や土砂崩れ等で、多くの

死者、行方不明者、家屋の被害が起きています。

何時まで続く、豪雨被害、、、、、、心配です。

 

今日の1句(俳人の名句)

七夕や髪ぬれしまま人に逢ふ    橋本 多佳子