令和2年7月31日(金)
西 瓜
ウリ科の蔓性一年草。熱帯アフリカ原産で広く栽培される。
西瓜は普通秋の季語に分類されるが、現実には夏のもの。
早生種では6月に開花が始まり、小さな5裂の花が葉腋に
生じる。雌雄異花。
栽培方法の進歩で、初夏の頃から果実は出回るが、元は
初秋のもので在った。
球形または楕円形で大きく、多くは果皮に縞模様がある。
果肉は赤色が普通であるが、最近は黄色も多く出回る。
多汁で甘く、美味しい。
冷し瓜 : 冷し西瓜(夏の季語)
過っては、瓜を井戸水や湧き水、渓流等に浸し、冷して
食べた。西瓜等も網等に入れて丸ごと井戸の中に抛り込
んだり、大盥(たらい)に入れて冷していた。
上水道の普及で、最近ではすっかり見られなくなったが、
山の宿などで軒に置かれた盥の中で、筧(竹の樋)から
流れ落ちる山の水を浴びているのを見た事があった。
最近では冷蔵庫で冷やすのが普通となった。
時に、大垣や郡上八幡等の水の都へ出かけた折り、湧き水
を利用して野菜や西瓜等を冷やすのを見つけると、無性に
懐かしさを憶えたりする。
今年は、子や孫達が中々顔を見せない、、、
カミさんが西瓜を見つけ買って帰るが、最近では、半割、
1/4カットのものを手にする。
カミさんと二人、それで充分である、、、、、、。
孫達が小さな頃、丁度乳歯が生え変わる時で、歯抜け、
味噌っ歯となり、それで西瓜を食み笑うと、とても可笑し
く、、そんな顔で笑うと、皆とても幸せな気分となった。
今日の1句
味噌っ歯の何やら可笑し西瓜食む ヤギ爺