令和2年7月17日(金)
蝉 : クマゼミ、アブラゼミ
昨日、公園の草刈りをしていたら、木の根元に
蝉穴が彼方此方に在り、草の間に蝉の抜け殻が
落ちていた。 辺りに蝉の鳴き声があり、木を
眺めて見ると空蝉が付いているが、蝉は中々見
つけられない。
蝉は、カメムシ目セミ科の昆虫の総称。
頭部は低い三角形で、両側に丸い複眼があり、
その間に3個の赤い単眼がある。腹面に在る
長い吻で樹液を吸う。
雄は腹面に発音器を持ち鳴く。 雌は鳴かず、
唖蝉ともいわれる。雌は樹皮に産卵・孵化した
幼虫は地中に入って植物の根元から養分を吸収
して数年(5~6年)をかけて成虫となる。
成虫となった蝉の寿命は1~2週間である。
初夏になると初蝉の声を聞くが、梅雨の終わる
頃になると一斉に色々な蝉の声が聞こえてくる。
油蝉
熊蝉
ジージーと鳴く油蝉、シャーシャーと鳴く熊蝉
ミーンミーンと鳴くミンミン蝉、ニーニーと鳴
くニイニイ蝉等、、、
夏の終り(秋口)になると 蜩(ひぐらし)が
カナカナと、、立秋(8月7日)を過ぎる頃には
法師蝉がツクツクホーシ、、オシーツクツクと
鳴く。
蝉の声は早朝、一斉の蝉時雨に起こされる。
日中の蝉の声はとても暑苦しいが、朝晩の声は
涼しさを感じさせる。
都心で見る蝉と言えば、数年前までは「油蝉」が
主流であったが、最近では「熊蝉」が圧倒的で、
油蝉が希少となった。
1960年代になってから、熊蝉が多く見られる
ようになり、1980年代になると熊蝉が爆発的
に増加が進み、油蝉と熊蝉の比率が逆転した。
主な原因は、地球温暖化が進み、日本列島の温暖
化に伴い、熊蝉の生息分布が北上していったのが
原因といわれている。都市部の緑地が減少し熊蝉
繫殖力と飛行能力の高さが北上へと繋がり、油蝉
は飛行能力が劣り、鳥達の餌として捕食され易い
のも原因と言われる。
今年は荒れ梅雨で梅雨の時期も長く未だ梅雨明け
していないが、そんな中でもベランダに落ち蝉が
見られた。
やはり、クマゼミで仰向けにして
居たので触れると、大きく翅をバタつかせ、、、
起こしてやると亦、動かなくなった、、、、、
今日の1句
落蝉の震へ激しく断末魔 ヤギ爺