遊民ヤギ爺

俳句と映画のゆうゆう散歩

梅雨茸

2020-07-30 16:09:54 | 日記

令和2年7月30日(木)

梅雨曇り

今朝も梅雨曇りのハッキリしない空、

カミさんは早朝から町内の分別ゴミ回収(チェック)のため

出掛ける。 暫くすると突然の雨、、、、、

何時もなら小一時間町内を巡るに、早めに切上げて来る。

カミさんが仲間と体操教室に出掛ける頃(9時)には雲が

切れ、日差しが覗く。 梅雨の末期の症状か、、、、、

 

梅雨茸 : つゆきのこ

梅雨の頃は、適当な温度と湿度によって色々な茸が生える。

梅雨茸はその総称である。朽ち木や陰湿の地に生える。

「しめじもどき」等、食用となる物も僅かに在るが、その

殆どは食用とはならない。

その以外性、滑稽感が梅雨時の陰鬱な気分をほぐして、

俳句の好題材となっている様である。

先年、7月の末に犬山城の辺りへ吟行に出掛けた。

近くに「有楽苑・如庵」という茶室が在った。

如庵(じょあん)は、国宝茶室、重要文化財旧正伝院書院

指定となっている。

茶の湯創成期に尾張の国が産んだ大茶室の、織田有楽斎が

建てた茶室である。 昭和11年に国宝の指定を受けた。

京都の山崎妙喜庵の待庵、大徳寺龍光院内の密庵と共に、

現存する国宝茶席、三名席の一つといわれている。

梅雨の末期の蒸し暑い盛りに、古い茶室を見つけ、句仲間

達と有楽苑に入り、抹茶(和菓子付き500円)を頂く。

庭を眺め、暫しの一時である、、、、、

樹木の中の苔むした庭、、、日の当たらぬ隅に、「茸」が

生えていた。「梅雨茸ですよ、、」句仲間が教える。

これも季語で在ると、この時初めて知った。

 

今日の1句

宰相の茫然自失梅雨きのこ   ヤギ爺

※茫然自失 : ぼうぜんじしつ

 驚き、呆れ、気が抜けてぼんやりとする様子。

 この処、かの国の総理はやることなす事が儘ならず

 裏目裏目となり、政権をおっぽり出して投げやりの

 様子である、、、、、、