令和2年7月28日(火)
葛饅頭 : 葛餅、葛切り
葛饅頭
葛粉を水で溶いて火にかけて練り、半透明に
固まったものを皮にして餡を包んだ饅頭。
桜の葉で包んだものも在り、東京では「葛桜」
の名で呼ばれている。
つるりとした冷たい口当たりや、葛の透明感は
夏の菓子にかかせない。
葛 餅
葛粉を熱湯で練り、型に入れて冷し固めた菓子。
三角等に切って、黄粉と蜜をかけて食べる。
元来のものは「正麩」(小麦澱粉)を練り、長期
に醗酵させてから蒸し上げたもので、醗酵特有の
風味があり、古くから亀戸天神や川崎太師等の
茶店で売られている。
葛切り(葛練り)
葛粉を水で溶き、砂糖を加えて煮て練り固めたもの
を「葛練り」といい、これをうどんの様に細く切っ
たものが「葛切り」という。
氷片を入れ、冷したものに蜜、黄粉、抹茶等をかけ
て食べる。 透き通った姿が、夏の菓子として愛され
ている。 殊に京都の「葛切り」は有名である。
今日の1句
ひんやりと葛切り光るガラス鉢 ヤギ爺