「Yakkoだより」

お菓子のこと、わんこのこと、おいしいもの、そして今日のハッピーを書き綴ります。

「50/50」

2013-01-05 14:40:32 | 映画
「50/50」は、何かの雑誌で、映画情報を見た時から、

観たかった作品です。

WOWOWで、放送されたので、観ました。


(この先、ネタバレしますので、今後観る予定の方は飛ばしてください)

27歳の、ごく普通の青年が、ある日、「ガン」を宣告されます。

5年後の生存率は、50パーセント。

生死は、フィフティ・フィフティ。

彼は、拍子抜けするほど、淡々と現実を受け止めています。

ですが、同棲していた彼女には浮気され、

能天気な親友は、ナンパしようぜ!と誘うばかり。

母親は、過剰な心配を寄せ、彼は、それをうっとうしく感じています。

そんな中、抗がん剤仲間が死に、彼自身の病状も悪化、

手術しなくては助からないという状況になります。

その手術の前の日、いつものように「ナンパしようぜ」と誘う親友に、

「おまえが考えているのは女のことだけか」と、大ゲンカをしてしまいます。

その時、今までの感情が噴き出し、彼は泣き叫びます。

死を目の前にした彼は、孤独だったんですね。

でも、酔っぱらった親友をアパートに送った彼は、「ガン患者と共に生きる」という本を見つけます。

能天気に見えた親友は、彼と共に生きようと、彼なりに勉強していたんです。

そして、うっとうしいと思っていた母も、

「ガンの子供を持つ親の会」に入り、集会に通っていたことがわかります。

距離をとろうとしていたセラピスト(24歳の新米セラピスト)に、心を寄せていたことにも気づきます。

そして、またセラピストの彼女も、彼のことを特別な感情で見ていたんですね。

(この部分、やっぱり映画だよね~。現実は、こうはうまくいかない)

最後は、手術に成功し、セラピストの彼女とハッピーな感じになるかな・・・

というところで、終わります。


テーマとしては重いけど、ユーモアもたっぷりだし、最後はハッピーエンドだし、

暗くならない作品だと思います。(PG12作品です)


今や、誰もが「ガン」と隣り合わせで生きています。

その当事者になった時・・・・、

家族がそうなった時・・・、

私なら、どうするかなぁと、考えさせられました。