新選組が好きだ。
旺文社の現代視点「新撰組」の巻頭にこんな文がある(ちなみに選でも撰でもどっちでもいいみたいだ)。
激流の中でその石は必死に闘っていた。
飛沫をあげ、跳ね返した。
やがて、水かさを増した流れに敢え無く消えた。
ハーフタイムのない人生だった。
ノーサイドで称えあうことの無い青春だった。
こういう文章を考える人はさすがにうまい。
花火のように一瞬きらびやかに輝いて、すぐに消えてしまった彼らのことを見事に表現している。
大河ドラマの「新選組!」はDVDで5回は通して見た。
大河ドラマで唯一続編が作られた。それ(「新選組!!土方歳三 最後の一日」)も大好きである。
新選組関係の小説もいろいろ読んだが、久しぶりに「新選組始末記」(子母澤寛)を読みたくなった。
山積みになっている文庫本の中から探したのだが見つからない。仕方がないので買った。
ついでに、「新選組遺聞」と「新選組物語」も。
この後、司馬遼太郎の「新選組血風録」と「燃えよ剣」、池波正太郎の「近藤勇白書」と「幕末新選組」を再読する。
あ、永倉新八の「新撰組顛末記」も。
当分楽しめる。