前のブログに書いたが、月に1冊の本を決め、家族全員でそれを読み、居酒屋で感想を語り合うということを7ヶ月続けて来た。
先月のお題は東野圭吾の「プラチナデータ」。
プラチナデータ (幻冬舎文庫) | |
幻冬舎 |
息子が選んだものである。
これがなかなか面白かった。
DNAで国民を管理し、犯罪者を捕まえるのに役立てようと言う近未来の話である。
そういえば伊坂幸太郎の「ゴールデンスランバー」もちょっと雰囲気は似ていたな。
自分が作ったシステムに自分が追われるという設定は、安部公房の「第四間氷期」にも通じるところがあるかも。
昨夜いわきの「だんだん」という居酒屋で語り合い、今日水戸内原のTOHOシネマに映画を観に行った。
小説を読んだ後に映画を見るとがっかりすることが多いが、この映画はよくできている。
小説を巧みにアレンジし、むしろ小説より面白かった。
小説の複雑な部分が簡略化され分かりやすくなっていたし、結末は小説と大きく違っていて「おぉっ!そう来たか!」って唸った。
今の日本映画は面白い!