いわき市のおやじ日記

K流釣り、K馬、そして麺食いおやじのブログ。
山登り、読書、映画、陶芸、書道など、好きなことはいろいろです。

連歌

2014年11月15日 | エッセイ

「れんが」と読む。

今日はいわき明星大の公開講座「リタイア後の黒田官兵衛 黒田官兵衛(如水)と連歌」を受講しに行った。

 

講師は人文学部の松本麻子准教授。

この先生は連歌の研究において、日本で十指に入る。

ちなみに日本では連歌の研究をしている先生は10人で、11番目は大学院生らしい。

しかし日本で10本の指に入るということは、世界でも10番以内だろうから素晴らしいことに違いない。

 

連歌とは、最初の人が五・七・五の句を詠む。次の人がそれに応えて七・七と続ける。また次の人が五・七・五と互い違いに続けていくものである。

戦国時代の武将はこれに夢中になったらしい。

 

 

例えばこんな感じ。

奈良の僧が、敦光朝臣という人に「あすか味噌」というものを持ってきたときの連歌。

敦光朝臣が「いつこちらに来たの?」と問いかければ、

 

奈良の僧:「昨日いでて今日もて参るあすか味噌」  (昨日出発して、今日持ってきました。飛鳥味噌を。)

敦光朝臣:「みかの原をやすぎて来つらむ」  (それでは瓶原を通って来たんだね)

 

という具合。

奈良の僧の句には、昨日今日に続けて「あすか味噌」という駄洒落が入っている。

敦光朝臣は、「みかの原」=「三日の原」というおやじギャグで応えている。

ずいぶん昔から日本ではコントの下地ができていたんだね。

 

2時間の講義の中で5つのクイズが出た。

受講者は200人ぐらいだったと思う。 そしてなんと 全問正解者はたった一人。

自慢だが俺だ。

連歌の才能があるに違いないから、戦国武将のようにこれから連歌をやろうと思う。

しかし相手がいないとできない。誰か相手してくれる人いないかなぁ。

コメント
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