「れんが」と読む。
今日はいわき明星大の公開講座「リタイア後の黒田官兵衛 黒田官兵衛(如水)と連歌」を受講しに行った。
講師は人文学部の松本麻子准教授。
この先生は連歌の研究において、日本で十指に入る。
ちなみに日本では連歌の研究をしている先生は10人で、11番目は大学院生らしい。
しかし日本で10本の指に入るということは、世界でも10番以内だろうから素晴らしいことに違いない。
連歌とは、最初の人が五・七・五の句を詠む。次の人がそれに応えて七・七と続ける。また次の人が五・七・五と互い違いに続けていくものである。
戦国時代の武将はこれに夢中になったらしい。
例えばこんな感じ。
奈良の僧が、敦光朝臣という人に「あすか味噌」というものを持ってきたときの連歌。
敦光朝臣が「いつこちらに来たの?」と問いかければ、
奈良の僧:「昨日いでて今日もて参るあすか味噌」 (昨日出発して、今日持ってきました。飛鳥味噌を。)
敦光朝臣:「みかの原をやすぎて来つらむ」 (それでは瓶原を通って来たんだね)
という具合。
奈良の僧の句には、昨日、今日に続けて「あすか味噌」という駄洒落が入っている。
敦光朝臣は、「みかの原」=「三日の原」というおやじギャグで応えている。
ずいぶん昔から日本ではコントの下地ができていたんだね。
2時間の講義の中で5つのクイズが出た。
受講者は200人ぐらいだったと思う。 そしてなんと 全問正解者はたった一人。
自慢だが俺だ。
連歌の才能があるに違いないから、戦国武将のようにこれから連歌をやろうと思う。
しかし相手がいないとできない。誰か相手してくれる人いないかなぁ。