いわき市のおやじ日記

K流釣り、K馬、そして麺食いおやじのブログ。
山登り、読書、映画、陶芸、書道など、好きなことはいろいろです。

山はいいな、自然はいいな、日本に生まれてよかったな、と思わせてくれる名作

2016年12月01日 | 

息子のおすすめ。

神去なあなあ日常 (徳間文庫)
三浦しをん
徳間書店

高校卒業後、何の取り柄もない男子(平野勇気)が、自分の意思とは関わりなく進路を決められ、三重県の山奥で林業に従事することになる。

携帯電話も通じない、店もろくにない場所で1年暮らした様子を日記風に書いたもの。

まわりの大人たちが温かくしっかりしているので、勇気は肉体的にも精神的にも成長していく。

山の神様への感謝、何十年も先を見越して木を植える林業、村に何かが起こると助け合う人たち。

4,50年前の日本はこうだったよなぁ、と過ぎ去った時代を懐かしんだりしてしまう。

おもしろかった。

印象に残った文章。
 
 
悔しさも腹ただしさも、情けない自分から目をそらすために生まれてきた感情だ。 
コメント
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