東儀秀樹、古澤巌、coba、この内の一人だけのコンサートでも行ったと思うが、3人揃ったらそりゃぁ行きますわ。
ライブはどれもいいが、涙が出るほど心が動くものはそうはない。
最近ではキリ・テ・カナワさんの歌声を聴いた時に震えるような感動を味わったが、それももう3年近く前。
今日のTFC55(東儀、古澤、coba、55の意味はわからない)ではその時以来の深い感動を覚えた。
この3人が街を歩いていたら、ニヒルなおやじと、にこにこしたおやじと、ややあぶないおやじなのだが、演奏するとすごい。
超絶なテクニックである。
前半最後の曲の前に東儀さんが、「この後の曲を演奏している間、自由に写真を撮っていいですよ。SNSにもどんどん載せてください」と粋なはからい。
前から2列目だったので、大きく撮ることができた。
ところで、私の前にいたおばちゃん達、じゃなくてご婦人方は、いわゆる追っかけというやつで、立ち上がって腰を振り、ノリノリで両手を大きく開いて拍手していた。
そのノリに私もつられ、「コバーーー!」なんて叫んでしまった。
ご婦人方は関西弁を話していたから、遠くから来てくれたんだな。
私の右隣のお年寄りは80歳を超えていたと思われ、東儀さんが「さぁみんな立って」って促した時に、よろよろと立ち上がり、周りのみんなとは全く違ったテンポで手拍子を打っていて、それを見ていた私も調子が狂ってしまった。
左隣のご婦人は私が、「巌〜」と言うと、その直後に「いわおー」と言い、私が「ありがとう!」と言うとすぐに「ありがとう」と言うコダマのような人だった。
周りの人を観察するのも面白い。