山梨県南アルプス市にある「南アルプス子どもの村小学校・中学校」は映画「夢みる小学校」でご存じの方もいらっしゃるかと思います。
教育目標は「自由な子ども」。基本方針は「自己決定」「個性尊重」「体験学習」です。
一人ひとりの興味や個性を大事にし、子どもが学習計画や学校のルールを話し合って決めます。
授業の半分ぐらいは「プロジェクト」というものです。
衣食住をテーマにしたいくつかのクラスがあり、どのクラスに入るか、そこで何をするか、どういうスケジュールにするかも子どもたちが決め、実行していきます。
宿題も、通知票もありません。
私が関わっている保育所と雰囲気が近く、いわきにもこんな学校があったらいいのに、と思い、見学に行ってきました。
現地ではかとちゃん(加藤博先生、中学校の校長先生です)が対応してくれました。
本来見学日でなかったにもかかわらず、時間を延長していろいろお話をしていただきました。
写真の真ん中あたりにある黒っぽい建物は、上から見ると六角形になっています。
中学生が設計し、立てたそうです。
これも子どもたちが作った池。
以前は鯉がいたらしいですが、今は亀が住んでいるらしいです。
教室の入り口。
どの教室も、授業中、入ってみると子どもたちが明るく話しかけてくれます。
いたるところに本棚があります。
中学校には「ゆきほたる荘」という自由な集まりがあります。大人は入りません。
今起こっている様々な問題を話し合っているようです。
上の写真の中で、「ガパオ、タコ、ロコモコ、なしごれんのちがい」ってのが面白い
そのあたりの研究成果をぜひ教えていただきたいと思います。
片道車で5時間ぐらい。思ったより近いです。
また機会があったら行ってみたいと思います。