8月にたった1館で封切られたこの映画、SNSで評判になり9月下旬には139館にまで拡大したようです。いわきで観られるのはラッキーです。
こういう映画がもっと評価されるべきだと思いました。時代劇愛に溢れ、さりげなく人としての道を説き、単純に面白い、良い映画でした。
時は幕末、会津藩の武士、高坂新左衛門が長州武士と刃を交えた瞬間、落雷によって現代の京都時代劇撮影所にタイムスリップします。
そこで、斬られ役として名を揚げ、活躍の場を広げていき、・・・・・・・・・・。ネタバレになるのでここまでにします。
先週、武田鉄矢さんが「今朝の三枚おろし」でこんなことを話されていました(ちょっと記憶朧げ)。
昔、少年マガジンが売れていた頃、マガジンのテーマは「勇気・正直・親切」だった。
その後、少年ジャンプが売れるようななった。ジャンプのテーマは「努力・友情・勝利」だ。
どちらも大事ですが、今の日本人に欠けているのはマガジンのテーマのような気がします。そしてそれは時代劇とも共通すると思います。
子連れ狼のような勇気、遠山の金さんが悪を懲らしめ正直に生きることを諭すこと、木枯し紋次郎が「あっしには関わりのねぇこって」と言いつつ人を助ける親切さ。
闇バイト、いじめ、ハラスメント、虐待など、卑怯なことを許さない風潮を取り戻すには時代劇を復活させるしかありません
この映画を観て、時代劇の素晴らしさを再確認してほしいなと思いました。
最後に、とても残念だったのは映画館「ポレポレシネマズいわき小名浜」。
途中で5回ぐらい音声が切れました。5、6秒だったと思いますが、非常に重要なシーンで、セリフが聞こえない状況になりました。
それから、パンフレットが売り切れてました。どうしても欲しいので、入荷お願いします。メルカリだと2倍ぐらいするので。
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