いわき市のおやじ日記

K流釣り、K馬、そして麺食いおやじのブログ。
山登り、読書、映画、陶芸、書道など、好きなことはいろいろです。

「空が青いから白をえらんだのです」

2020年08月25日 | 

空が青いから白をえらんだのです

 

たったこれだけの「くも」という詩。

書いたのは奈良少年刑務所の少年。

少年のおかあさんは7年前に亡くなった。

おかあさんは病院で『つらいことがあったら、空を見て。そこにわたしがいるから』と少年に言った。そしてそれが最後の言葉になった。

おとうさんは、体の弱いお母さんをいつも殴っていたらしい。

「僕は小さかったから何もできなくて・・・」

という少年の言葉が切ない。

どんな罪を犯したか知らないが、幼少期の体験で感情を表に出すことができず、鬱屈したものが爆発してしまったのかと想像する。

 

少年は空に浮かぶ雲におかあさんを見たのだろう。

この少年に幸あれと思う。

 

 

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« つぶらな瞳が忘れられない | トップ | 夏はやっぱりこういうの »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

」カテゴリの最新記事