戦時中の戸越保育園。
53人の子どもを疎開させようと、保母(当時の言い方)さんたちが頑張り、東京の空襲から子どもたちを守った実話に基づく映画です。
反対する親、受け入れ先の埼玉のお寺がぼろぼろ、村の人たちからも良く思われない、所長が赤紙で招集される、親元を離れたことにより子どもたちのおねしょが絶えないなど、さまざまな困難がありました。
そういう困難を乗り切り、戦争が終わります。終わったときに保母さんたちはほっとして笑顔になったのではなく、号泣したのでした。
戦争で何人もの親、保母が死に、人間の愚かさに改めて愕然としたのかもしれません。
印象に残ったのは子どもたちの無邪気な笑顔と、大原櫻子演ずる天真爛漫な若い保母さん。
大原さんは歌手でもあるので歌が上手、オルガンも上手でした。多才ですね、好きな女優の一人になりました。
佐久間由衣さんと自転車に二人乗りしながら「この道」を歌う、ハモリも最高でした。
戸越は戦火で焼け野原になったんですね。
40年ほど前、戸越のすぐ近くに住んでいたのですが、その頃は下町のような雰囲気で、和やかでいい感じの街並みになっていました。
戸越銀座、久々に行ってみたくなりました。
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