いわき市のおやじ日記

K流釣り、K馬、そして麺食いおやじのブログ。
山登り、読書、映画、陶芸、書道など、好きなことはいろいろです。

節分

2013年02月03日 | エッセイ

明日から暦の上では春になるわけだが、そのための儀式もある。

10年ぐらい前に東北地方にも伝わってきた恵方巻き。

 

これは小名浜の「さすいち」さんのもので、大変美味かった。

これを今年は南南東に顔を向けて、一言も喋らず笑いながら一気に食べる。

家族でそういうことをするわけだ。

誰も言わないので俺が言うが、まぬけである。

宇宙人がこの光景を見たら、「この星の人たちは不思議だ」と思うだろう。

 

そして豆撒き。

今年は茨城県阿見町産の落花生を使う。

これも抜群に美味いので、歳の数の3倍は食べた。

「鬼はー外、福はー内」と大声で叫びながら撒く、この風習も宇宙人にとってはおかしなものに映るだろう。

 

恵方巻きも豆撒きも、それから丑の日にウナギを食べるのもクリスマスにケーキを食べるのも、おかしな風習である。

商売に繋げようとするのが見え見えなんだが、庶民に受け入れられればそれが定着し、民俗学の研究対象になるんだろう。

それはそれでいいか。

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あんみつ

2013年02月02日 | エッセイ

いわき市中之作の「つるし雛祭り」に行ったのであった。

 

ここは海のすぐ近くなので、東日本大震災では津波の被害を受けた。

裁縫道具や布が水につかってしまったらしい。水につかった布は使い物にならないから、昨年のこの時期、「つるし雛」は開催できなかった。

地元の方々の熱意でなんとか再開した。

結構賑わっていて、地元の方たちの表情も明るかったようだ。

 

つるし雛は、いろんなものがぶら下がっている。きれいで一つ一つが可愛い。

これ、作るの大変だろうなと思う。

 

 

あるお宅に入ったらそこは喫茶店になっていて、「あんみつあります」というのでごちそうになった。

こう所で食べるあんみつは一味違う。 素朴なフルーツあんみつだが、寒天たっぷりで腹一杯。

こういう祭りもいいな。

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中央台寄席

2013年02月01日 | エッセイ

今夜は中央台寄席。

近くの結婚式場で入船亭扇治師匠の独演会だった。

私たち家族三人は落語が大好きなので、近くでこういうものがあるとだいたい行く。

       

演目は「文七元結」という人情噺。長くて難しい話だが、扇治師匠は上手い。

左官の文七は意地を張って困った人を助け、その結果自分が困ることになってもあっけらかんとしている。

こういう江戸っ子の心意気は、日本人が少しずつ失ってしまったものだと思う。

 

お客さんの中に書道家の曽山尚幸さんがいらっしゃった。

沖縄在住の29歳の方だが、18歳で癌宣告を受け、骨髄移植で癌から復活した。

明後日(3日)から、いわき市遠野町の「金沢翔子美術館」で書展が行われる。

筆跡診断もしていただけるみたいなので、行ってみようと思う。

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