息子とのおつきあいのひとつに、毎日の読み聞かせがあります。
寝転びながら、トイレの中で、時に食事中ですら読んでとせがんできます。
お風呂にも持っていこうとした時もあったので、息子の読書欲はすさまじいです。
このあつ~い暑い日々の中で、最も消耗の少ない子供とのふれあい、
それが「絵本の読み聞かせ」。
今の時期は、もう~外にでるだけで、一気に体力が消耗してしまいそうな気温ですね。
(読み聞かせの目的は
決して、息子の感受性の向上、とかではなく、ひたすら体力温存・省エネ志向。)
読む人間が、食欲はあれど、なかなか食べ物を食することのできない妊婦のため、
よんであげる本が、どうも「食べ物」系に偏ってしまっているのは仕方のないところ。
おかげで息子も「食べ物」絵本大好きになってくれました。
最近読んだ「おいしい」絵本のいくつかをご紹介いたします。
●「ぼくのぱん わたしのぱん」 神沢利子・文 林明子・絵
小さい頃、図書館で何度も借りて読んだ絵本で、小学生になっても大好きな本でした。
再び、図書館で再会した時は本当に嬉しかった。
20年以上会っていなかった懐かしい友人に出会えたような、そんな気分でした。
3人姉弟が、自分達で手作りパンを作っていくお話なのですが、
今読むと、こんなに単純な話だったかしら~とある種の驚きがありました。
当時は、パンができるまでの過程にとにかくドキドキしたものです。
こんな裏表紙にもうドッキドキ。
パンを日常的に焼くようになると、さすがにドキドキはしなくなってしまいましたが
息子の目には、おそらく当時の私が感じた「ドキドキ」があるんだろうな、と想像できます。
林明子さんの描くパンの絵はとても素敵で、
今もあの頃の「好き」の感覚が蘇ります。
世代を越えて読むことのできる本をもつ「豊かさ」を感じます。
親が一生懸命にならなくても、すでに親子で共通して感じることのできるものが
そこにあることは素敵だなあ、としみじみ思います。
「おだんごスープ」 角野栄子・文 市川里美・絵
おじいさんが、おばあさんとの記憶を頼りにおだんごスープを
作ると、そのスープをご馳走になりに、動物や子供たちがやってきます。
これもまた絵が素敵。
繊細で、丁寧に細やかに描かれていて、絵画的。
ここまで描きこめたら描いていて楽しいだろうなあ、と見入りました。
読んでいると、スープができるたびにやってくる犬や猫に喜ぶ息子。
この絵本のおかげで「犬食い」という食べ方を覚えました。
「ぴちゃぴちゃ」といいながら真似をするんですね。
やってみたくなる気持ち、わかるんです(笑)
まあ、いつまでもやってはいないだろうから、やらせています。
本からの影響って、いいものばかりではないんですよね~。
●「おでかけのまえに」 筒井頼子・絵 林明子・絵
この本は、育児に疲れているお母さんにとって、一服の清涼剤になるんじゃないかな~と
思える絵本です。
子どものやらかすハチャメチャな行動!
お弁当を作っているのに、「手伝ってあげる」とか言って、
どうしようもなくグチャグチャにしちゃったり、
さらにご飯粒でいっぱいの手をパジャマでふいちゃったり。
さらにお出かけ直前に、服をどろどろにしちゃったり・・・。
そういう次から次へとやらかす「お手伝い」、そして決してめげずに繰り返す親を困らす所業の数々。
女の子・あやこのはちゃめちゃさ、そしてその都度ちゃんと対応しているお父さんとお母さん。
(親の困っり、疲れた顔は描いていないのがいい配慮だな、と思います)
「この子にくらべれば、うちの息子のほうがまだまし?」とかいうふうに
微笑むことのできる、そしてなぐさめられた絵本でした。
最初は、この絵本が大好きだった息子ですが、
何度も親子で楽しんで読むうちに
「ん?なんかこの本の中の子どもと僕を比べて、からかっている?」
てな、親の意図を知ってからは、読まなくなっちゃいました(笑)
●「ふしぎなおきゃく」 肥田美代子・文 岡本颯子・絵
兄がとても大好きだった絵本で、私も大好きだった絵本。
76年初版の古い絵本ですが、岡本颯子さんのハイセンスなイラストが
古さを全く感じさせません。
改訂版が古本屋で売られていて、即買い。これまた嬉しかったです。
ラーメン屋さんとそのお客さんのお話なのですが、
かわされる会話は一言二言しかないのに、
ちゃんと物語として成立しちゃっている、
誰かが痴話話として話して終わるよな、
作者さんに失礼なのですが、その程度のお話、ともいえるお話なんです。
それなのに、子どもは夢中になって読んでいる。
今読むと、どのへんに子どもは夢中になってしまうのか、
私と兄はこのお話の何に夢中になっていたのか、
大人になってしまうと全く読み取ることのできない、
絵本の不思議さを感じさせる絵本です。
そういう子どもの心理の不思議さと、それに寄り添っている絵本こそが、
世代を超えて読まれる本なんだなあ、と感じます。
「単純」ということではなく、そう見えてもっと深いのが、子どもの心なのかな。
不可解で楽しいです。
ラーメンがとにかくおいしそうで、読みながら
「つわりが終わったらラーメンを食べるぞ!」と読むごとに固く誓ってしまう絵本です(笑)
素敵な絵本って、本当にたくさんあります。
息子はまだ2歳。まだまだ読めるだろうな、と思います。
機会があったら、またご紹介したいです。
一体一ヶ月でどれくらい読んでいるんだろう、と数え続けてみましたところ、
7月は197回読んであげていました。
これにダンナの分をあわせたら、息子は1ヶ月で250~300回くらいは読み聞かせしてもらっていることに。
多すぎじゃない?な1クリックを↓
寝転びながら、トイレの中で、時に食事中ですら読んでとせがんできます。
お風呂にも持っていこうとした時もあったので、息子の読書欲はすさまじいです。
このあつ~い暑い日々の中で、最も消耗の少ない子供とのふれあい、
それが「絵本の読み聞かせ」。
今の時期は、もう~外にでるだけで、一気に体力が消耗してしまいそうな気温ですね。
(読み聞かせの目的は
決して、息子の感受性の向上、とかではなく、ひたすら体力温存・省エネ志向。)
読む人間が、食欲はあれど、なかなか食べ物を食することのできない妊婦のため、
よんであげる本が、どうも「食べ物」系に偏ってしまっているのは仕方のないところ。
おかげで息子も「食べ物」絵本大好きになってくれました。
最近読んだ「おいしい」絵本のいくつかをご紹介いたします。
●「ぼくのぱん わたしのぱん」 神沢利子・文 林明子・絵
小さい頃、図書館で何度も借りて読んだ絵本で、小学生になっても大好きな本でした。
再び、図書館で再会した時は本当に嬉しかった。
20年以上会っていなかった懐かしい友人に出会えたような、そんな気分でした。
3人姉弟が、自分達で手作りパンを作っていくお話なのですが、
今読むと、こんなに単純な話だったかしら~とある種の驚きがありました。
当時は、パンができるまでの過程にとにかくドキドキしたものです。
こんな裏表紙にもうドッキドキ。
パンを日常的に焼くようになると、さすがにドキドキはしなくなってしまいましたが
息子の目には、おそらく当時の私が感じた「ドキドキ」があるんだろうな、と想像できます。
林明子さんの描くパンの絵はとても素敵で、
今もあの頃の「好き」の感覚が蘇ります。
世代を越えて読むことのできる本をもつ「豊かさ」を感じます。
親が一生懸命にならなくても、すでに親子で共通して感じることのできるものが
そこにあることは素敵だなあ、としみじみ思います。
「おだんごスープ」 角野栄子・文 市川里美・絵
おじいさんが、おばあさんとの記憶を頼りにおだんごスープを
作ると、そのスープをご馳走になりに、動物や子供たちがやってきます。
これもまた絵が素敵。
繊細で、丁寧に細やかに描かれていて、絵画的。
ここまで描きこめたら描いていて楽しいだろうなあ、と見入りました。
読んでいると、スープができるたびにやってくる犬や猫に喜ぶ息子。
この絵本のおかげで「犬食い」という食べ方を覚えました。
「ぴちゃぴちゃ」といいながら真似をするんですね。
やってみたくなる気持ち、わかるんです(笑)
まあ、いつまでもやってはいないだろうから、やらせています。
本からの影響って、いいものばかりではないんですよね~。
●「おでかけのまえに」 筒井頼子・絵 林明子・絵
この本は、育児に疲れているお母さんにとって、一服の清涼剤になるんじゃないかな~と
思える絵本です。
子どものやらかすハチャメチャな行動!
お弁当を作っているのに、「手伝ってあげる」とか言って、
どうしようもなくグチャグチャにしちゃったり、
さらにご飯粒でいっぱいの手をパジャマでふいちゃったり。
さらにお出かけ直前に、服をどろどろにしちゃったり・・・。
そういう次から次へとやらかす「お手伝い」、そして決してめげずに繰り返す親を困らす所業の数々。
女の子・あやこのはちゃめちゃさ、そしてその都度ちゃんと対応しているお父さんとお母さん。
(親の困っり、疲れた顔は描いていないのがいい配慮だな、と思います)
「この子にくらべれば、うちの息子のほうがまだまし?」とかいうふうに
微笑むことのできる、そしてなぐさめられた絵本でした。
最初は、この絵本が大好きだった息子ですが、
何度も親子で楽しんで読むうちに
「ん?なんかこの本の中の子どもと僕を比べて、からかっている?」
てな、親の意図を知ってからは、読まなくなっちゃいました(笑)
●「ふしぎなおきゃく」 肥田美代子・文 岡本颯子・絵
兄がとても大好きだった絵本で、私も大好きだった絵本。
76年初版の古い絵本ですが、岡本颯子さんのハイセンスなイラストが
古さを全く感じさせません。
改訂版が古本屋で売られていて、即買い。これまた嬉しかったです。
ラーメン屋さんとそのお客さんのお話なのですが、
かわされる会話は一言二言しかないのに、
ちゃんと物語として成立しちゃっている、
誰かが痴話話として話して終わるよな、
作者さんに失礼なのですが、その程度のお話、ともいえるお話なんです。
それなのに、子どもは夢中になって読んでいる。
今読むと、どのへんに子どもは夢中になってしまうのか、
私と兄はこのお話の何に夢中になっていたのか、
大人になってしまうと全く読み取ることのできない、
絵本の不思議さを感じさせる絵本です。
そういう子どもの心理の不思議さと、それに寄り添っている絵本こそが、
世代を超えて読まれる本なんだなあ、と感じます。
「単純」ということではなく、そう見えてもっと深いのが、子どもの心なのかな。
不可解で楽しいです。
ラーメンがとにかくおいしそうで、読みながら
「つわりが終わったらラーメンを食べるぞ!」と読むごとに固く誓ってしまう絵本です(笑)
素敵な絵本って、本当にたくさんあります。
息子はまだ2歳。まだまだ読めるだろうな、と思います。
機会があったら、またご紹介したいです。
一体一ヶ月でどれくらい読んでいるんだろう、と数え続けてみましたところ、
7月は197回読んであげていました。
これにダンナの分をあわせたら、息子は1ヶ月で250~300回くらいは読み聞かせしてもらっていることに。
多すぎじゃない?な1クリックを↓
まだまだ暑いが続いておりますがつわり大変そうですね
私は冬だったので暑さが無かった分ましだったかもしれません
後少しですよ
うちの娘も昨日7歳になりました
今は読み聞かせより自分で読む方が増えました
毎日の宿題に音読もありますし…
ちょっぴり寂しい気もします
私林明子さんの絵が大好きで〓
2冊ともありますよおでかけのまえに 見たことありますねこの光景
なんか絵を見ているとほんわかしてきます
後2冊も楽しそうな絵本ですね
又図書館で探してみます
息子さんの本好きはすごいですね。
ウチの子供らは(中1、中2)ゲームはするのに本は全く読みません(涙)
小さい頃からゲーム機を手にとりやすい環境だったからかも(旦那がゲーム好きだったので)・・・
なので、今から本が好きな子になっているのはすばらしい事です。
8/8~10まで実家に帰り、家の手伝いやら海水浴をしたりしました。車がないので行動範囲は家のまわりだけ。
「やました」にも行きパスタを食べました。
田舎とは思えないレベルの高い味で、つい笑顔になれるおいしさでしたよ。
このレベルの味を出すには材料はどうやって調達しているのか気になったりして・・・
来年も行くつもりで~す。
宿根木の紹介ありがとうございました。
きっと楽しくも、長い道のりだったでしょうね。読み聞かせをいつかはしなくてもよくなる日がくること、楽しみのような、寂しいような・・(笑)
その日がきても、ああこれだけ読んだからなあ、と思えるくらい読んでやろうと思います。
本も沢山読んでやってはいるのですが、
実は、親は二人ともファミコン世代なので、息子さんと旦那さんの気持ちもわかるのです(笑)
ファミコン(DSでなくファミコン)を与えるなら、いつごろがいいか、時々夫婦で相談したりなどしています(笑)
でも、本も二人ともすきなので、学校教育には関係ないような本とか、あれも読ませたいこれも読ませたいというのが沢山です。
こまったことです(笑)
やました、行かれたのですね。なんか嬉しいです。私も久々にカルボナーラが食べたい!
休まずにいてくれるのが、あのお店の素晴らしいところです。
宿根木の周りだけでも十分楽しめそうですね。
コメントありがとうございました。