目指せ!ゼロウエイストな暮らし

モノを減らして、ゼロウエイスト。田舎でイラスト描いて暮らしています。

読書の夏<絵本の本棚をのぞこう>~パート2~

2013年07月10日 | 育児日記<絵本の棚>

本日の記事は、昨日の続きです。



「がんばれ機関車トーマス」

もう絵本を読んだことがなくても、誰でも名前を呼ぶことができる
大人気キャラクター「トーマス」。

実は私、小さい頃、トーマスが嫌いでした。
あのリアルな顔が怖かったのです(←今思うとなんて単純な理由。
子どもってそんなもんですよね)

20年以上をすぎた今、
商業的にアンパンマンに告ぐキャラクターとして大成長をとげた
トーマスが、今度はそういう理由で(笑)近づきたくないものになっていました。

トーマスにしちゃ、はた迷惑な話です。


でも息子が関心を示しているのに「食わず嫌い」はいけない。
嫌いなら、息子が納得できる嫌いな理由を説明できるように、ひとつ読んでみよう、と
思ったら・・・

はまってしまった(笑)


何なんだ。このどうしようもなく、人間くさくて、なおかつ泥臭い
田舎のおばあちゃんのような機関車のキャラクターは!

どれも一癖も二癖もあり、
あの主人公のトーマスですら、なんとまあ小生意気なキャラクター!

潔癖イメージなテレビのトーマスとは全く違う
例えるならば、(原作のほうの)ムーミン一家のような印象すら残しました。

イギリス人が書いたというのも納得の、どこか偏見のある文章も
この絵本の味となって、説得力がある物語に仕立て上げています。


どうかすると、児童文学並みの文章量も、
おもしろさ故に、全然気になりませんでした。
(気になったのは、一冊まるまる読んだ後ののどの痛み、くらいでしょうか)

B5に満たない小さな大きさも、4歳の息子にはとても開きやすく
読みやすい一冊だったようです。

旅行に持っていったのも、持ちやすかったのでこれでした。




息子、人生はじめての詩集「金子みすず おさかな」

子どもでも読めるように、「みすずちゃん」のイラストが入っている
絵本仕立ての詩集です。

息子的に、「髪を結い上げて着物を着ている女の子」
にかなりキュンときたようです(笑)


詩集というジャンルはまだ早いかな、と思ったのですが、
興味を持ったので
ためしにかりてみました。

すぐに飽きるだろうと思いながら、「海のさかなはかわいそう」とか
「畑のつちはわたしにふまれてかわいそう」なんて読んであげたら
意外や意外。
じっと真剣に聞き入っている。
親にあわせてくれているのかと思いきや、次の時には「別の本も読みたい」と。

意外性の高かった一冊です。




「ねずみのつくったあさごはん」

この本を見つけた時は「ああ!」と声をあげてしまいました。
羽茂小学校の2年生だった頃、教室の本棚から取り出して読んでいた
お気に入りの一冊でした。

まさか、30歳をすぎて再び合間見えることになろうとは!
世代を超えて読みつがれる、とはよく言うけれども、実際にそんなことが
あるとは、と正直びっくり!

懐かしい友達に会ったような気分でした。


歯医者さんに作ってあげたこの朝食に、
とにかく憧れました。





「こんとあき」

きっと日本を代表する絵本の中の一冊。
ぬいぐるみのこんと、その持ち主あきの
鳥取のおばあちゃん家までの珍道中を描いた絵本。

絵の精密さも去ることながら、
とーんとん、と心地よく読むことのできるリズム感のある
文章も魅力です。

ぬいぐるみ・こんが、あきを必死で守ろうとする姿に
ほほえましくもあたたかい気持ちになります。



きっとこの絵本を読んだ全ての読者が、つっこみ、気になったであろう
二人が電車で食べた「ぷりん弁当」。
この中に入っているちくわのようなもの、
これは鳥取の名物なんだそうですよ。















あんなに沢山たくさん絵本を読んであげたけれども、
気がつけば息子はまだ4歳。
お~!まだまだ読んであげられるぞ、と嬉しくなる母。
そんな単純母に1クリック。


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