目指せ!ゼロウエイストな暮らし

モノを減らして、ゼロウエイスト。田舎でイラスト描いて暮らしています。

現在「朱鷺順化ケージ」にはトキはいません

2010年05月04日 | 佐渡だいすきネタ
お義母さんが息子に会いに佐渡へやってきました。
いつも滞在期間中は、いかにも観光ツアーっぽい島内観光にでかけています。


今回は朱鷺順化ケージへ行ってみました。
(朱鷺が野生に放たれる前に適応能力をつけさせるためのケージです)

しかし、3月に発生したテンによる複数羽の朱鷺死亡事件により、順化ケージの朱鷺は移動され、
朱鷺を見ることはできませんでした。


(今回の事件に関しては、非常にいろいろな意見(と感情)が飛び交っているので、
もう少し落ち着いてから一市民として考察したいなあ、なんて思っています。)

今回、朱鷺はいませんでしやが、順化ケージを眺める展望台の中を入ることはできました。
展望台から眺める景色は、田んぼだけでなく、屋敷林や松林が広がり、
田んぼのみが有限と広がる国仲平野とはまた違う魅力的な景色の連なりでした。

朱鷺の立場に立ってみると、なるほど、確かに魅力的な立地だな、と思いました。



見学者は誰もいませんでしたが、この景色は個人的には見る価値があるものでした。
(写真だとイマイチかもしれませんが、自分の目で見ると本当にキレイ)

神奈川で暮らすお義母さんは、最近の朱鷺の事情に(私以上に)詳しく、
あらためて朱鷺は全国ニュースレベルの扱われ方であることを実感しました。


朱鷺パンフレットを持ち帰る連れ合いに「どうするの?」と訪ねたら
「佐渡の人は朱鷺のことを話す時、さまざまな感情をおりまぜて説明することが多いと思う」から、

自分が島外の人に朱鷺を説明するときは、
「そういう感情を抜き」でゼロな状態で説明したい、と言いました。

なるほど、それも必要かもね、と思いました。

野生の朱鷺のペアが3個の卵を放棄するという残念な結果になりましたが、
別のペアも卵を産んだようで、まだまだ可能性あります。
観察はほどほどにして、あたたかく見守ってやりたいものですね。


●NPO法人トキどき応援団さんからの トキの情報(平成22年4月30日現在)

飼育トキ【佐渡】佐渡トキ保護センター89羽 +12羽(ヒナ)

          野生復帰ステーション14羽 +4羽(ヒナ)

【島外】多摩動物公園 7羽  

    いしかわ動物園 4羽+4羽(ヒナ)

〔飼育総数〕     114羽 + 20羽(ヒナ) = 134羽

放鳥トキ 1次放鳥7羽 2次放鳥19羽 計26羽 (島内16羽、島外3羽、行方不明7羽)    

国内合計 134羽+26羽=160羽 

* 今、トキは繁殖期真っ只中。毎週金曜に飼育トキの繁殖情報が出ます。
      これからもヒナが次々に誕生してトキの数が増えていくでしょう。























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