二人で洗濯物で遊んだ後、息子がももちゃんに、絵本を読み聞かせ。
そんなことができるようになったんだ~、としみじみ嬉しい。
図書館が大好きです。
これだけの本を、読むことができる幸せは中々他では味わうことができません。
小さな息子も6ヶ月から絵本のページをめくりはじめました。
半年サイクルで、くるくると変わる絵本の好みは、
親として明確に成長を感じさせるバロメーターでもあります。
今回は、少し趣を変えて久々に(本当に久々)
息子に夜に昼にと、何十回も読み聞かせた絵本を一部紹介(記録)します。
「バーバピカリのとけいやさん」
時計という機械に、男の子らしい興味を示した絵本です。
何度失敗しても壊れても、
バーバママに怒られても、他のバーバの兄妹達にあきれられても、
気にせず、焦らず、ひたすらマイペース。
自分の力とひらめきで、「時計」を作り上げる気力とバイタリティー。
大人になった今読むと、なんというか
様々な意味で、勇気のわいてくる本です。
北海道の時計台に行った時も
「バーバピカリが作ったみたいな時計なんだよ」と教えてあげました。
「バーバズーのすてきなおんしつ」
動物好きなバーバズーは私の一番大好きなバーバ兄妹です。
温室を作って、冬でも熱帯の植物を育て、果物を収穫する様子は、
見ていて、何度も心が躍り、わくわくしたものです。
そのワクワク感が、今の生活に少なからずつながっているように感じます。
大人気なバーバパパシリーズですが、
実は現在絶版になっている絵本が複数冊あります。
この「すてきなおんしつ」も「とけいやさん」もその中の一冊です。
(他に「かじやさん」や「つぼづくり」などもそう。)
おそらく、絵本に描かれている時代背景が、現代と少々そぐわないことが
その理由のひとつだと思うのですが、
絶版になったこともあり、そのバーバパパ絵本はネットでは
値段が驚くほどはねあがっています。
隠れた貴重本です。
そんな絵本が、佐渡の図書館中に散らばって置かれているのは、
いいなあ、と思っています。
その図書館にしか置いていないバーバパパを借りに、
目的の図書館に足を向ける、そんなことも楽しみのひとつだったりするのです。
表紙も、絶版前のもののほうがテイラー氏オリジナルのものなので
絵本全体のバランスがとれていて、好きです。
「講談社の絵本 曾我兄弟」
突然古風な絵本です。
文弥人形好きな息子が、食い入るように読み、
何度も何度も読んでとせがんだ、珠玉の一冊。
親の敵を討つために、兄弟が共に励ましあい、最後には見事に本願を遂げる
実に500年も前の話だというのは、最近知ったことです。
多分、一世代くらい昔の日本人なら皆知っていたであろう物語(のはず)
慰めあう兄弟。構図がなんともジャパネスクで素敵。
昔の絵本であることは一目瞭然な絵柄。
一瞬、手にとることをためらってしまったのですが、
じっくり読んでみると、いやはや実に素晴らしい日本画の数々。
敵の陣地での戦いの場。
今生の別れと肩を抱き、声をかけるシーン。
きっと昔の日本人が最も好きだったはずであろう場面。
色使いといい、構図といい、現代の絵本作家さんには
とても太刀打ちできない画力でもって、物語の絵をつくりあげています。
絵画鑑賞でもしているかのような気持ちで読めます。
「講談社の絵本 金太郎」
子ども向きだけれども、史実にも忠実なのが、
この講談社の絵本シリーズの素晴らしいところ。
くまと相撲をとりつつも、お母さんから学問も習ったこと、
鬼を退治に行って(地名までしっかり書いてあります)
最後には坂田金時、という立派なおさむらいになったことなんかは、
昔話というジャンルでありながらも、
真実味と現実感があって、
伝記っぽくもあって、うん、いい絵本だなあ、と思いました。
実はこれは畑野図書室の蔵書でした。
今回の一連の図書館問題の流れで、中央図書館に連れていかれたシリーズ本です。
「はなのすきなうし」
牛が大好きな息子が好んで読んだ、牛が主人公の絵本です。
闘牛として生まれたのに、
花の香りをかぐことが何よりも好きな牛・フェルディナンドのお話。
モノクロのイラストなのに、カラー以上の力を感じさせる
画力に釘付けになってしまいました。
息子はこのお話のどのあたりに魅力を感じたのか、実は未だに謎。
だけど、何百回も読ませる力が、この絵本には確かにあったようです。
言葉では伝えきれない魅力が、この絵本にはあるのだと、
息子のひざの上で感じました。
イタリアでは世代を超えて読み告がれている名作だそうです。
岩波書店の絵本は、島内の本屋さんではほぼ取り扱われていません。
それは岩波書店が、他の出版社の本と違って、返本がきかず、買取制度をとっている
出版社だからです。
岩波の図書を扱うのは、本屋さんにとっては、リスキーでもあるんです。
でも岩波図書の絵本は、文字通り名作そろい。
だから、岩波図書を沢山おくことができる図書館という空間は、
本当に価値があるものだと思います。
絵本を読んでいる時の幸せな気持ちがよみがえって、
書いていていい気分になりました。
このカテゴリーは1年ぶりの更新です。
よろしければ、以前のものも是非→コチラ
そんなことができるようになったんだ~、としみじみ嬉しい。
図書館が大好きです。
これだけの本を、読むことができる幸せは中々他では味わうことができません。
小さな息子も6ヶ月から絵本のページをめくりはじめました。
半年サイクルで、くるくると変わる絵本の好みは、
親として明確に成長を感じさせるバロメーターでもあります。
今回は、少し趣を変えて久々に(本当に久々)
息子に夜に昼にと、何十回も読み聞かせた絵本を一部紹介(記録)します。
「バーバピカリのとけいやさん」
時計という機械に、男の子らしい興味を示した絵本です。
何度失敗しても壊れても、
バーバママに怒られても、他のバーバの兄妹達にあきれられても、
気にせず、焦らず、ひたすらマイペース。
自分の力とひらめきで、「時計」を作り上げる気力とバイタリティー。
大人になった今読むと、なんというか
様々な意味で、勇気のわいてくる本です。
北海道の時計台に行った時も
「バーバピカリが作ったみたいな時計なんだよ」と教えてあげました。
「バーバズーのすてきなおんしつ」
動物好きなバーバズーは私の一番大好きなバーバ兄妹です。
温室を作って、冬でも熱帯の植物を育て、果物を収穫する様子は、
見ていて、何度も心が躍り、わくわくしたものです。
そのワクワク感が、今の生活に少なからずつながっているように感じます。
大人気なバーバパパシリーズですが、
実は現在絶版になっている絵本が複数冊あります。
この「すてきなおんしつ」も「とけいやさん」もその中の一冊です。
(他に「かじやさん」や「つぼづくり」などもそう。)
おそらく、絵本に描かれている時代背景が、現代と少々そぐわないことが
その理由のひとつだと思うのですが、
絶版になったこともあり、そのバーバパパ絵本はネットでは
値段が驚くほどはねあがっています。
隠れた貴重本です。
そんな絵本が、佐渡の図書館中に散らばって置かれているのは、
いいなあ、と思っています。
その図書館にしか置いていないバーバパパを借りに、
目的の図書館に足を向ける、そんなことも楽しみのひとつだったりするのです。
表紙も、絶版前のもののほうがテイラー氏オリジナルのものなので
絵本全体のバランスがとれていて、好きです。
「講談社の絵本 曾我兄弟」
突然古風な絵本です。
文弥人形好きな息子が、食い入るように読み、
何度も何度も読んでとせがんだ、珠玉の一冊。
親の敵を討つために、兄弟が共に励ましあい、最後には見事に本願を遂げる
実に500年も前の話だというのは、最近知ったことです。
多分、一世代くらい昔の日本人なら皆知っていたであろう物語(のはず)
慰めあう兄弟。構図がなんともジャパネスクで素敵。
昔の絵本であることは一目瞭然な絵柄。
一瞬、手にとることをためらってしまったのですが、
じっくり読んでみると、いやはや実に素晴らしい日本画の数々。
敵の陣地での戦いの場。
今生の別れと肩を抱き、声をかけるシーン。
きっと昔の日本人が最も好きだったはずであろう場面。
色使いといい、構図といい、現代の絵本作家さんには
とても太刀打ちできない画力でもって、物語の絵をつくりあげています。
絵画鑑賞でもしているかのような気持ちで読めます。
「講談社の絵本 金太郎」
子ども向きだけれども、史実にも忠実なのが、
この講談社の絵本シリーズの素晴らしいところ。
くまと相撲をとりつつも、お母さんから学問も習ったこと、
鬼を退治に行って(地名までしっかり書いてあります)
最後には坂田金時、という立派なおさむらいになったことなんかは、
昔話というジャンルでありながらも、
真実味と現実感があって、
伝記っぽくもあって、うん、いい絵本だなあ、と思いました。
実はこれは畑野図書室の蔵書でした。
今回の一連の図書館問題の流れで、中央図書館に連れていかれたシリーズ本です。
「はなのすきなうし」
牛が大好きな息子が好んで読んだ、牛が主人公の絵本です。
闘牛として生まれたのに、
花の香りをかぐことが何よりも好きな牛・フェルディナンドのお話。
モノクロのイラストなのに、カラー以上の力を感じさせる
画力に釘付けになってしまいました。
息子はこのお話のどのあたりに魅力を感じたのか、実は未だに謎。
だけど、何百回も読ませる力が、この絵本には確かにあったようです。
言葉では伝えきれない魅力が、この絵本にはあるのだと、
息子のひざの上で感じました。
イタリアでは世代を超えて読み告がれている名作だそうです。
岩波書店の絵本は、島内の本屋さんではほぼ取り扱われていません。
それは岩波書店が、他の出版社の本と違って、返本がきかず、買取制度をとっている
出版社だからです。
岩波の図書を扱うのは、本屋さんにとっては、リスキーでもあるんです。
でも岩波図書の絵本は、文字通り名作そろい。
だから、岩波図書を沢山おくことができる図書館という空間は、
本当に価値があるものだと思います。
絵本を読んでいる時の幸せな気持ちがよみがえって、
書いていていい気分になりました。
このカテゴリーは1年ぶりの更新です。
よろしければ、以前のものも是非→コチラ
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