少し前のご報告になりますが、8/20(先週の水曜日)トキ交流会館にて
勉強会「中越沖地震で傷ついた原発のことをいっしょに話し合いませんか?」
が開催されました。
いやいや~、終わったことにホッとしきってしまい、ご報告が遅くなってしまいました。講師の武本和幸さんのお話の中で、自分の中で「へえ~」と思ったことをいくつか。
●柏崎刈羽原発は、1日で広島型原発3発分のエネルギーを作っている、ということ。
●火力発電では作った発電量の5割分が純粋にエネルギーとして使われている
(残り5割は送電ロスなどで大気に排出されたりしています)
ガスは6割、対して原発は3割なのだそうです。
●原発1基あたり毎秒80トンの水が冷熱のために使われる。
その量は信濃川の流量の7倍であり、さらにその水は7度高まって排水される。
●原発が温暖化に役に立つという広報について…
原発が「温暖化防止に役に立つ」という点については上記のエネルギー利用量の点でそうではないないのは明らかですが、そうした言い方を電力会社が言いだしたのは本当に最近のこと。
それ以前は「今後電気がもっと必要になるから原発が必要」ですとか
「原発は電気料金が最も安くできる発電方法」という風に
様々な言葉のトリックを使って、原発の必要性を訴えており、
一貫性がない主張であった過去がある。
●夏の気候は柏崎から佐渡にむかって風がふく。
そういう点では放射能の影響があるならば、佐渡もモロに影響を受けるだろう。
集まってくださった方は全部で25人。
とても沢山の方が集まってくださった、と心から感謝、です。
この短期間で情報を知って集まってくださっただけあって、皆さん熱心で
質問も大いになされていました。
そんな沢山の質問の中で印象的だったのが
「佐渡に来て署名やカンパを求めるだけでなく、知恵をわけてほしい」というものでした。
「これまで20年以上も反原発の運動をなされたのであるから、
反論のテクニック、ノウハウというものを得てきたはず。
そうしたものをわけてほしい」というものでした。
確かに東京のNGOやNPOなんかの環境団体などでは
「ボランティア運営の仕方」「イベントの作り方」というような
ノウハウの備蓄がようやく始まっています。
全てがマニュアル通りではもちろんいけませんが、
専従職員が長く勤めにくい、かつ専門性が求めらる「環境団体」という場所において、
ノウハウを文書に残す必要性は、よく感じていました。
原発、という専門性が高い分野においてはますますその必要性は高いように感じました。
色々と反省点もあった勉強会でしたが、
ひとまずは多くの方に参加してもらったこと、そして無事に終わったことに
安堵しています。
感謝感謝です。ありがとうございました~。
勉強会「中越沖地震で傷ついた原発のことをいっしょに話し合いませんか?」
が開催されました。
いやいや~、終わったことにホッとしきってしまい、ご報告が遅くなってしまいました。講師の武本和幸さんのお話の中で、自分の中で「へえ~」と思ったことをいくつか。
●柏崎刈羽原発は、1日で広島型原発3発分のエネルギーを作っている、ということ。
●火力発電では作った発電量の5割分が純粋にエネルギーとして使われている
(残り5割は送電ロスなどで大気に排出されたりしています)
ガスは6割、対して原発は3割なのだそうです。
●原発1基あたり毎秒80トンの水が冷熱のために使われる。
その量は信濃川の流量の7倍であり、さらにその水は7度高まって排水される。
●原発が温暖化に役に立つという広報について…
原発が「温暖化防止に役に立つ」という点については上記のエネルギー利用量の点でそうではないないのは明らかですが、そうした言い方を電力会社が言いだしたのは本当に最近のこと。
それ以前は「今後電気がもっと必要になるから原発が必要」ですとか
「原発は電気料金が最も安くできる発電方法」という風に
様々な言葉のトリックを使って、原発の必要性を訴えており、
一貫性がない主張であった過去がある。
●夏の気候は柏崎から佐渡にむかって風がふく。
そういう点では放射能の影響があるならば、佐渡もモロに影響を受けるだろう。
集まってくださった方は全部で25人。
とても沢山の方が集まってくださった、と心から感謝、です。
この短期間で情報を知って集まってくださっただけあって、皆さん熱心で
質問も大いになされていました。
そんな沢山の質問の中で印象的だったのが
「佐渡に来て署名やカンパを求めるだけでなく、知恵をわけてほしい」というものでした。
「これまで20年以上も反原発の運動をなされたのであるから、
反論のテクニック、ノウハウというものを得てきたはず。
そうしたものをわけてほしい」というものでした。
確かに東京のNGOやNPOなんかの環境団体などでは
「ボランティア運営の仕方」「イベントの作り方」というような
ノウハウの備蓄がようやく始まっています。
全てがマニュアル通りではもちろんいけませんが、
専従職員が長く勤めにくい、かつ専門性が求めらる「環境団体」という場所において、
ノウハウを文書に残す必要性は、よく感じていました。
原発、という専門性が高い分野においてはますますその必要性は高いように感じました。
色々と反省点もあった勉強会でしたが、
ひとまずは多くの方に参加してもらったこと、そして無事に終わったことに
安堵しています。
感謝感謝です。ありがとうございました~。
し、しかし「不都合な真実」はそういう映画だったのですか!実は私はあの映画、見ていないんですよ。(佐渡には映画館がないのです…。なので最近話題の食べ物の食べ方、でしたっけ?とかも見ていないのです)
友人が手紙などで一緒にチラシを送ってくれたり、環境問題の講演なんかで「日本のアル・ゴア」なんて形容詞を使ったりしていたから、てっきり素晴らしい環境映画なのだと思っていました…。お恥ずかしい。
どうぞ色々教えてくださいませ。
私も結構長く環境NGOに勤めていましたが、
結局、何か達成できたのか、
何か残したのかというと忸怩たる思いです。
さて、地球温暖化が反原発にとって
思わぬ逆風になっています。
これは、ねじ曲げたキャンペーン映画
「不都合な真実」によるものが大きいですよね。
まさに「都合の良い嘘」になりつつあります。
ゴアが原発関連の会社の役員であることは
周知されつつありますし、
水素燃料などの新技術が
エネルギー問題をチャラにするという予測もありますが、
今日、原発事故が起きない保証は何もないのですから、
即効性のある活動が欲しいですね。
こうして、この場で、
偉そうに感想を書き込むだけでは無責任ですが、
とりあえず、のコメントです。