目指せ!ゼロウエイストな暮らし

モノを減らして、ゼロウエイスト。田舎でイラスト描いて暮らしています。

神社のおふだつくり

2007年12月22日 | 佐渡だいすきネタ
昨日、連れ合いは集落の人といっしょにおふだ作りをしていました。
おふだ作りとは?

この集落では毎年当番で神社の管理をするお役目があります。
数多あるお勤めの中のひとつが、正月のお守り作りです。
正月に集落の人がそなえる神社のお守りを一つ一つ手作りするのです。

「へえ~、そういうのも手作りするんだあ」とええ、驚きました。
おふだって、お払いとかして、それから神主さんや巫女さんが作るものかと思っていました。このへんも昔の集落らしさ、なのかしら?

「一般人が作る」という部分において「ご利益薄そうだあなあ」と
罰当たりなことも考えてしまいました。


まず午前中に神社に行って、所定の場所においてある
年代ものの木箱を取りに行ってきました。
中には、お守りの和紙に押す神社の判子や、
年代もののハサミや硯がうやうやしく入っていました。
神社の判子については、地元の70歳すぎの方でさえも
「いつ作られたのかわからん」というくらいに古いものです。

添え木をカンナとナタで丁寧に作り、
和紙を所定のサイズに神経質に折り、
神社の名前の判子を墨汁や朱肉で何度も下押ししてから慎重に押し・・・。

一軒一軒の家の神棚に一年間おかれるお守りなわけですから
ひとつひとつの作業が慎重この上ありません。

2人でやって、ほぼ一日かかっていました。
このおふだは正月に、お賽銭箱の隣で一つ500円で無人販売(笑)されます。

こんな面倒・・・もとい丁寧な作業を毎年毎年、集落の人は重ねていたのかと思うと
一般人にも大なり小なり神通力っていうのは存在するんじゃないか、とさえ思えてきました。
そのわずかな神通力で一年無事にすごせますようにって願ってきて、
届いてきたんじゃないかな、と。

何はともあれご苦労様。神様と向かい合った一日でしたね。
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