目指せ!ゼロウエイストな暮らし

モノを減らして、ゼロウエイスト。田舎でイラスト描いて暮らしています。

人生で一度はもとうよ、失業期間

2006年05月08日 | Weblog
今ではお仕事についている私ですが、かつて2.3度失業しました。
一度はリストラで、もう一回は会社が倒産して。

「やばいな~、仕事見つけなきゃ」と思う一方で
「やった、明日から会社にいかなくてもすむ」という喜びが交差した
根っからの楽観主義な私でした。

事情が事情なので、失業保険はすぐに給付されました。
面接や仕事探しの一方で、待つしかできない日々があったのも事実。
空白の何日かを何に使ったかというと、

町田の障害者施設に見学にいったり、
千葉の石けん工場を見学にいったりなどしていました。

平日の昼間にしかできないこと、行けないところに行こうと思ったのです。

町田の障害者施設では、軽度の障害者が雑紙100%かつ完全無漂白のトイレットペーパーを梱包する作業をしていて、さらに重度の障害者の方は、健常者のサポートのもと、封筒に絵を描いたりしていました。

それはものすごい衝撃で、「こんな世界があったのか」という感想くらいしか思いつかないくらい。

重度の障害者が感情をコントロールできないで、さけびだしたりする姿を
「こわがらないでやってくださいね。」と
やさしく声をかけてくれるサポーターの人の声に、ちょこっと恥ずかしくなったり。(だって怖かったんだもん)

彼らは、わたし達健常者よりも遅く働きだし、わたし達健常者よりも早く仕事を終える。
言葉だけを言えば、不公平に思えることも、この現実を見れば「当然」だと思えます。

もしも、「刺激を受けたい」と思うなら、カルチャーショックを受けたいと思うなら海外に行くよりも、障害者施設へ見学に行くほうがいいと思います。
間違いなく人生観、変わりますから。

障害者を隔離するように、ひどく駅から遠い場所に施設があったこともまた深くものを考えるきっかけになりました。

この経験は、イラストエッセイとなって世にもでました。
反響はまあまあ、というところですかね。






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