目指せ!ゼロウエイストな暮らし

モノを減らして、ゼロウエイスト。田舎でイラスト描いて暮らしています。

柿農家さんの所へ手伝いにいきました

2010年11月12日 | 佐渡だいすきネタ
佐渡・羽茂は「おけさ柿」の一大産地。
そこはまさに、柿、柿、柿に彩られた地区です。

今年の柿の実りは少々遅く、
それでも天候不順の災難を乗り越え、粒なりの柿が実ったらしく、
柿もぎお手伝いの声がかかりました。

朝の8時に来てほしい、というお声に従い、5時起きの7時出発です。

たった1日のお手伝い。
少しでも力にならねば、の気持ちで、1日無心で柿もぎさせていただきました。

今回お世話になった柿農家のNさんは、
こよなく佐渡を愛する方、
休憩時間の話題にもそれを感じ、聞いていてしみじみ和めました。

例えば、
正岡子規の弟子が佐渡には40人(!)ほどいて、
そのモンが羽茂で俳句を教えていた、という話。

「真野から羽茂へと歩いてくるその道中に、眺める自然や川を見て俳句を練ったんだろう。
昔の人は、我々とは時間の感じ方も使い方も違う」
と、楽しそうに一句諳んじたり、

その昔、宮本常一が何度も佐渡で講演会を開いていた時代、
欠かさず出席し、宿根木で夜半すぎまで佐渡の将来を語った、という話。
(宮本常一ファンの私は興奮してしまいました)

「あの方は、日本全国の離島を自分の足で歩いたからな、
その知識をもってきて、(佐渡のモンに)教えてくれたな」

思えば、宮本氏は
おけさ柿を佐渡の特産物として推奨した一人でした。

なるほど、と大きくうなずいてしまいました。

さらに、その昔小木で飛行場を誘致する話が持ち上がった時、
先頭にたって反対運動をしたのだとも聞きました。


そんな話も初耳です。

「佐渡を住みよくしたい」

一言でいってしまえば軽すぎる、だけど人生をかけてそれをやっている
その人の言葉は、楽しくて、おもしろくて、そして心にずどんと響きました。
Nさんは宮本常一氏と思いを同じくした人なんだなあ、と感じました。


暗くなって仕事が終わり、帰り際、おみやげにと、おけさ柿を
肥料袋に2袋分(重さにして30キロ)もいただきました。









気候的にまだ干し柿にできず、さりとてジャムにでもできない今時分の柿。
ただ食べるだけでは絶対腐る、でも山羊にやるのももったいない。
どうしよう~と毎食食べ続けている健気(?)な私に1クリックを↓



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4 コメント

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Unknown (すいふよう)
2010-11-17 02:34:54
柿はどうされましたか!
渋抜きの途中でしたら3つの方法があります。
1)まだほんのり渋みがあるようでしたら冷凍保存は如何?解凍と同時に渋みは抜けるそうです。
2)そのまま冷凍して食べる時に上をくりぬきスプーンで中をすくって食べて下さい。
3)柔らかくなったら皮をむき一口大に切り是また冷凍に…。
お試し下され!!
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Unknown (すいふようさんへ)
2010-11-21 19:18:19
ご助言ありがとうございます。
渋柿をいただいた時に試してみたいと思います!
いただいた柿はさわし柿だったですが、この方法はつかえそうです。
ありがとうございます。
返信する
Unknown (れいぼん)
2010-11-22 00:38:13
ごぶさたごめんね!

農家さんのお手伝いの醍醐味は、
合間合間の何気なくも感動的な「農家さん語録」にあるよね!

恥ずかしながら、今年初めて羽茂の柿を食べたよ。
(今まで新穂と両津産のハネ柿をタダでもらっていたので)
非常に美味しいけど、「柿ってこんなに甘かったっけ?」と驚いた。

関係ないけど、先日あきちゃんが夢に出てきたよ!
返信する
Unknown (れいぼんさんへ)
2010-11-26 15:35:06
お久しぶりのコメントありがとう。
元気にしていましたか。
農家さんの語録は、方言も含め、楽しいもの、感慨深いもの色々あるよね。
作業しながらのおしゃべりはしないけれど、
休憩の時はなるべく、聞く側に回りたいと思うくらいです。

夢にでてきたか!一緒に遊んでくれてありがとう。


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