ぜんざい食べに宿根木へ

海草を買いに、休みの日に羽茂まででかけました。
ついでに観光しようと、宿根木へ。

こんな寒い日に観光でもないだろう、と言われそうなくらいに寒い日でしたが、
オフシーズンは、日常の顔がより濃く見えます。
宿根木集落は、今日もとってもいい雰囲気です。


宿根木に出掛けるのは、3年ぶり。
以前来た時には見かけなかったお店も増えていました。ひいふう・・・。
おお！この小さな集落に、冬季休業のお店も含めて、６軒もお店があるなんて、すごいことです！
さすが年間万単位の観光客が訪れる集落。
でも本当に６軒はすごい。



さて、今日のお目当ては、茶房「やました」
お休みかな？とも思ったけれども、寒風の中でも、あたたかく営業中。ほっ。


たらい船を逆さまにして、漆塗りしたものがテーブルです。

こんな寒い日だけれども、偶然にも上の階では、若いお母さん達が小さいベビーを連れて
集まりをやっていたようで、とってもにぎやかでした。
店中にひびく赤ちゃんの泣き声も、それに負けじとはりあげるお母さん達の声も、
今の私には、本当にクラシック音楽のように心地よく感じました。
（人間、変われば変わるものですね）

そのお母さん達が「カルボナーラと、なんとかスパゲティと・・・」と
追加注文しているのも、これまた心地よい。
たくさん食べて赤ちゃんに立ち向かってね、と心の中でエール。


ご主人のお話では、こちらのご子息がイタリアの修行から戻ってきたそうで、
メニューに本格的なスパゲティーがたくさん並んでいました。
スパゲティーのメニュー量からしても、茶房というよりも、イタリア料理店といえるほど。
お腹が食事モードになっていなかったことを後悔しちゃいました。



今回は、定番メニューのぜんざいを頼んでみました。



そして、ダンナがコーヒー。
なんと！お茶菓子にティラミスがついていますよ！
これがまたうまい！本格的なお味です！さすがイタリア仕込み！


息子は、みたらし団子を１本。
団子デビューです。



みたらし団子の食べ方、持ち方を説明するダンナ。真剣に聞く息子。（変な親子）


ご主人は、メニューをとる間に、一緒に席にすわって、
お話を聞いたてくれたり、知っていることを話してくれる気さくな方。
きっと、宿根木を訪れた方たちに北前船のこととか、佐渡の歴史などをお話してくれるのでしょうね。

お店の中にあった北前船の説明書きの中に、
「フロンティア精神あふれる・・・」という記述があって、
ああ、横文字にするとかっこええなあ、とか思いました（笑）
開拓精神とでもいうのでしょうか。
未知の領域に立ち向かっていく、というような雰囲気でしょうかね。


お店の中に飾ってあった佐渡の古地図のような絵。
思わず自分の住む集落名を探す・・・ちゃんとありました。



宿根木のお寺でお参りもさせていただきました。
お正月時の雰囲気をそのままに・・・


岩肌をくりぬき、その場所にお地蔵様が鎮座していらっしゃる。


そして、その地肌のすぐ横にお家が。


公民館。

今回も楽しませていただきました。
ありがとうございました。


どうぞ、宿根木の方もうちの集落に、息抜きにきてくださいね。






宿根木にだけ独立してあったという昔の郵便局も、
「フロンティア精神」が感じられて好きなんです。いつか中を見てみたいと思える雰囲気ある郵便局です。
道がせまくて、写真がうまくとれないのでアップできませんでしたが・・・。
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