目指せ!ゼロウエイストな暮らし

モノを減らして、ゼロウエイスト。田舎でイラスト描いて暮らしています。

びんのリユースと、リサイクルは違うんだね!

2017年02月26日 | ビン、缶、包装、容器
色々調べて、色々知ったことの、覚え書きです。

みなさんの家では、アルコールはビンビールでしょうか?それともアルミ缶?
今では、ビンビールを売っている所が少なくなってもいますから、
質問が成立しないかもしれませんが。
(コンビニはもちろん、スーパーでも売っていないのを知った時は少しショックだった!)

さて、
酒屋にビール瓶を戻すのと、
ごみの日に「資源ゴミ」としてビール瓶をだすのとでは、

同じ「ビンを資源ごみとしてだした」ように思えても、
環境負荷を考えると、かなり大きい違いがあるようです。

びんのリユースは、
自治体に「資源ごみ」として瓶をだすと、粉々に粉砕して「カレット」と
呼ばれる原材料となり再利用されます。
一方、酒屋さんに「リユース瓶」としてだされると、
瓶の形態はそのままの状態で、きれいに洗浄されて、もう一度利用
されます。

カレットとして砕く手間や作業量、さらにそのカレットを原料として
新たに次のものを作る手間や石油なりを使う量や手間を考えると、
ただ洗浄するだけで、再度使うことができる、
後者の「リユース」のほうが環境負荷が低く、「環境によい」と考えることができます。

地球温暖化的に言うならば、
「ワンウエイ瓶」は、1回使用あたり約187gの二酸化炭素を排出するのに対し、
「リターナブル瓶」は、5回使用して、約68g。
と、60%も二酸化炭素排出を抑制
しています。

もちろん、瓶がお店に回収されなければ、びんの再利用は不可能。
回収率が50%で環境の優位性があらわれてくるというデータもあるそうですから、
そこからは、消費者の個人個人の努力が必要になってくるのですね。

ちなみに、容器リサイクル費用の7割が自治体(税金)負担です。

自治体は分別収集することが法律で義務付けられていますが、
リサイクル費用の7割が自治体で、メーカーは3割負担と、
経済重視の日本らしい法律になっています。
リユース瓶を昔のように再利用することは、自治体の負担をわずかでも減らし、
そして実はお店にも効率のよいシステムを再構築することにもつながる
かもしれません。


しかし、ビンは環境資源として優等生、というのは色々と定番ですが、
現代社会では、
いろいろと「手間」であることも事実ですね。

コンビニがビンを回収してくれたり、
デポジット制をとりいれてくれたり、
回収自体をもっと色々なお店がやってくれたり、
自動販売機がデポジットやってくれたり、
もっと
回収そのものがもっとスムーズになるシステムになってくれるといいですね。

我が家では?
うーん、アルミ缶から有毒物質がしみでているという調査結果情報を
ゲットしてから、できるだけ避けているんですが、
なかなか完全に、というわけにはいきませんね。

しかし、食品が入っている容器で
命が縮まる可能性があるっていうのも…
いろいろとそういうのって、
(事情をかくさないといけない業者にとっても、監視しなくちゃいけない消費者にとっても)


世知辛いですね。










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