目指せ!ゼロウエイストな暮らし

モノを減らして、ゼロウエイスト。田舎でイラスト描いて暮らしています。

野生タヌキの感染症を追う鳥獣保護員 神田栄次さん

2016年05月23日 | とてもえらい人
野生のタヌキに、毛が抜けて衰弱しする伝染病の「かいせん」が広がっている。
大学の研究者と二人三脚で原因を追跡する。

ハンターの資格を持っている。
しかし、「動物の生態を調べるうちに、だんだん引き金が重くなって…。」
昨シーズンは入猟税など十数万円を納めたが、獲物はウサギ2匹。
妻の和江さんは「そのお金があれば、おいしい牛肉がたくさん買えたのに」。

北海道から九州まで各地に散る三百人近い狩猟仲間が、感染の拡大を調べる
貴重な情報網になっている。
「ハンターを嫌う人もいるけれど、実際に山に入って、野生動物の変化を肌で
知っている人たちです」

山に囲まれた東京と日ノ出町に育った。
少年時代は野鳥やサンショウウオの観察に熱中した。
山の中で暮らす動物達の死体は本来、人の目に触れない。
ところが、地元の山で十数年前、死んだタヌキを相次いで見かけた。

「野生動物の体に異変が起きている」。そう感じた。
最初はウイルス感染が中心だったが、
1989年ごろから、ゾウのような皮膚に変わり果てた、かいせんのタヌキが目立ってきた。
ダニの一種、ヒゼンダニが皮膚を食い荒らすのが原因だ。

消防署に25年勤めた。
火事場で何度も死にかけた。
救急車の中で赤ちゃんを取り上げたこともある。
2年前、「これからは自然の中で生きたい」と考えて早期退職を選んだ。
東京郊外を中心に、年間に百日以上も山に入る。

ひん死のタヌキを何度も引き取って獣医に渡した。
ところが、通報してきた後、安否を電話でたずねてくる人は、ほとんどいないという。
「餌付けするときは名前をつけてかわいがるのに、病気で毛が抜けると見向きもしない。
人間は勝手です」。


「タヌキが幻の動物になる前に手を打ちたい」。









自分の家の前に、この記事のような症状を持ったタヌキが何匹かあらわれていました。
ほぼ死にかけ状態で人家にあらわれ、片足は使えない状態になっていました。
人が近くに行っても、逃げることもしない状態で、(普通のタヌキにはあり得ない状況)
写真も撮れるくらいでした。
(あまり見栄えのする写真ではないので、アップしませんが)
あれは、「かいせん」だったのでしょうか。

ハンターではないですが、こういう所に住んでいると、そういうことをよく目の当たりにします。
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