家に戻ったら、机の上は郵送物でいっぱいでした。
そんな中で、ひときわ目立ったメモ書きが。
見覚えのない筆跡。
「これは?」と聞いたら「集落の人が方言を書き留めたメモ書きをもってきてくれた」というのです。
以前我が家におしゃべりをしにきた時に、方言の話で盛り上がり、
連れ合いは佐渡に来た当初は言葉がききとれなかったことや、
佐渡方言の講座が図書館では定期的に行われていることなどをお話しました。
その話を重く受け止めてくれたのか、冬仕事の合間に思いついた方言を
書き留めてくれたのだそうです。
なんとも嬉しいことです。
標準語(江戸語)ができる前の世代の方を祖父母にもって
らっしゃる方なわけですから、生きた佐渡語辞典なわけです。
ほとんどが知らない単語ばかりでした。
メダカのことを「オンゴロメ」、子牛のことを「ビイノコ」というとは、これはもはや他国語ですが(笑)
興味深いのは、「あの人は素晴らしい」という褒め言葉が、「あの人ヤボだ」と
標準語でいう、けなし言葉っぽくなっていること。
トイレのことを「センチ」、しゃがむことを「チュクジョム」では、
おばあさん同士の会話が聞き取れないのも無理はありません。
島外から来た方は佐渡弁に強く憧れるらしく、意識的に佐渡弁を使われる方もいらっしゃいます。
逆に島内の方は方言を田舎くさいと思っているのかあまり使いたがらないケースもあります。
私としては、そのどちらも理解できます。
標準語が中心の国語教育は無意識にであれ、地方語(方言)を軽視することにつながっていくかもしれませんね。私も佐渡人以外の方とは標準語でお話します。(無意識ですが)
伝承によってのみ伝えられる言葉の豊かさ(イントネーションを含む)を
知識として覚えておこうと思っています。
そんな中で、ひときわ目立ったメモ書きが。
見覚えのない筆跡。
「これは?」と聞いたら「集落の人が方言を書き留めたメモ書きをもってきてくれた」というのです。
以前我が家におしゃべりをしにきた時に、方言の話で盛り上がり、
連れ合いは佐渡に来た当初は言葉がききとれなかったことや、
佐渡方言の講座が図書館では定期的に行われていることなどをお話しました。
その話を重く受け止めてくれたのか、冬仕事の合間に思いついた方言を
書き留めてくれたのだそうです。
なんとも嬉しいことです。
標準語(江戸語)ができる前の世代の方を祖父母にもって
らっしゃる方なわけですから、生きた佐渡語辞典なわけです。
ほとんどが知らない単語ばかりでした。
メダカのことを「オンゴロメ」、子牛のことを「ビイノコ」というとは、これはもはや他国語ですが(笑)
興味深いのは、「あの人は素晴らしい」という褒め言葉が、「あの人ヤボだ」と
標準語でいう、けなし言葉っぽくなっていること。
トイレのことを「センチ」、しゃがむことを「チュクジョム」では、
おばあさん同士の会話が聞き取れないのも無理はありません。
島外から来た方は佐渡弁に強く憧れるらしく、意識的に佐渡弁を使われる方もいらっしゃいます。
逆に島内の方は方言を田舎くさいと思っているのかあまり使いたがらないケースもあります。
私としては、そのどちらも理解できます。
標準語が中心の国語教育は無意識にであれ、地方語(方言)を軽視することにつながっていくかもしれませんね。私も佐渡人以外の方とは標準語でお話します。(無意識ですが)
伝承によってのみ伝えられる言葉の豊かさ(イントネーションを含む)を
知識として覚えておこうと思っています。
少なくとも江戸の「野暮」とは大分異なるようですで、現在検証中です(笑)
人によっても使い方が違うようですし、ある意味便利な言葉です。「そらヤボらっちゃ」(音読すると何となくわかる)とは地元の人との話でよく使います。
民謡もまた重要な伝承歌ですね。今回のメモ書きにもあったのですが、今度歌ってもらわないと(笑)風土が方言をあらわすといいますから、イタリア語の方言もまたユニークそうですね。
国仲、大佐渡、小佐渡で大きくわけられるようですが、大佐渡のほうは相川が広いので外海府と内海府でまた違うようだし。でも小木のほうの言葉がリンクするなら南佐渡の方言なのかな?
南佐渡の知り合いがコテコテに使っているので、なんとなくわかります。
「あの人ヤボだ」は純粋な褒め言葉ではなく、羨ましくて嫉妬のような感情が入っているようです。
「ヤボ」はよく使われるみたいで、「素晴らしい」等の肯定的な意味の他にも、「酷い」とか「信じられない」のような否定的な言葉に使われるのもおもしろいですね。
写真を見て分かる言葉は、半分もなかったです・・・。佐渡に住んでるのに、ちょっと自信喪失。
でも、私の知らない佐渡弁が沢山ある~・・・
佐渡全域で同じ方言をつかっとるんだかっちゃ?(これも佐渡弁だよね?)
佐渡でも地区によって、方言が違うのかなぁ・・・とふと考えてしまいました。