目指せ!ゼロウエイストな暮らし

モノを減らして、ゼロウエイスト。田舎でイラスト描いて暮らしています。

夏のお仕事、山羊の干し草つくり

2012年09月10日 | 山羊日記・猫日誌
今年の夏は本当に暑くて、ただ立っているだけで汗がだらだらと吹き出てくるような
真夏日が続いていますね。

そんな天気が、うらめしくも有難い、
こんな暮らしの中ではそんなこともあるのです。


特に山羊の冬用の、干し草作りなんて、
これくらいの天気が一番なのだとダンナが言います。


農家の誰もが、昼寝にいそしむ猛暑時間の午後2時に、
軽トラで草を集めに行き、


熱気立ち上るアスファルト道路に、草を広げ,、次の日にはひっくり返し、


そして集めて、


こんな風に藁をひも状にしたものを、作っておいて、コンテナの底につめて、


コンテナの中にぎゅうぎゅうに詰め、


ボックス型にして、できあがり。



冬の間の食糧は、1日だいたいこのボックス1~2箱分食べます。

単純計算で、冬が12月から3月とすると、
コンテナ180ボックス分作らないといけないわけですから、
それはそれはものすごい重労働です。
それをダンナは一人でこなしています。

その全ての作業が、炎天下の元でやらないといけないわけですから、
ダイエット効果抜群で、
165センチのダンナ、すでに40キロ台にまで体重が落ち込んでしまいました。
元々太りにくい体質で、アルコールも沢山は飲まないので余計に。


連日の炎天下はキツイけれども、
作業がスムーズに進むほうが効率がよく、はかどるので有難い、といいます。
愚痴らず、黙々と、エライですね。



カメラを向け、複数枚写真を撮ったら
「(写真でも撮ってくれると)慰めになる」と言ってくれました。
ますますエライですね。




こんな作業を見ている息子が好きな絵本にこんなヤギの本があります。


アロイス・カリジェ/文・絵
大塚 勇三/訳
岩波書店 1969.11
36p 246×320 2300円+税


ヤギ飼いの少年の物語なのですが、話も絵も、元ヤギ飼いでなければ描けないような
緻密さにあふれていて、読んでいて心がやすまります。
(カリジェがヤギ飼いだったという正確な文書はありませんが、勝手にそう推測しています)


自然の優しさよりも、厳しくて、過酷な部分を描いているはずですが、
読者の私が感じるのは、自然の広大さとふところの大きさばかり。

息子もそれを感じてくれているのか、
文字量は多いのに、熱心に読んでいます。




ご苦労様でした。
今宵はビールなどいかがでしょうか?








馬を飼っている人と、干し草つくりの大変さで話が盛り上がりました。
共通の話題を持っている人と、なかなか出会えないので楽しかったです。
なかなか、こんな話できる人、いないよね~。


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2 コメント

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Unknown (すいふようさんへ)
2012-09-17 15:35:54
コメントありがとうございます。
ダンナに言ったら、確かにこの仕事を一家の主がやっていたら他の仕事がまったくできなくなる、と言っていました。
得心していたようです。
我が家にはじいじばあばがいないので、やっぱり主の仕事になっています。現在、足を怪我して療養中です。
すいふようさんもお体お気をつけください。
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Unknown (すいふよう)
2012-09-15 23:28:41
懐かしい干し草の香り…寝転がった思い出ばかりが浮かびます。
昔はお年寄りの仕事だった気がします。
残暑厳しい折、お体を大切に・・・ね!旦那様(*^。^*)
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