目指せ!ゼロウエイストな暮らし

モノを減らして、ゼロウエイスト。田舎でイラスト描いて暮らしています。

動物と人の関係

2007年03月07日 | 山羊日記・猫日誌
数ヶ月前に、メスの子猫の避妊手術を1匹ずつ2回にわけて、しにいきました。
毎回1万5千円ずつ。
その出費をみかねてか、獣医さんが
「これ、お茶代」と2千円をポケットに突っ込んでくれました。
ちょっといい話。

それからしばらくしてから
図書館で見つけた「動物たちのレクイエム」という写真集を読んで、私なりに衝撃を受けてしまいました。

これを読んだら、我が家の猫達は随分幸せな奴らだなあ、と思えた。
はっきり言って(世間的な標準からして)あまり可愛がっているとはいえないのです。
エサは粗末だし、外で眠らせているし、なでなでも1日に数回しかしないし、
外仕事の邪魔をしようものなら蹴ってしまうほど。

それでも、奴らは幸せだなんだなあ、と思えました。

これまで動物愛護関連の本はたくさん読んだが、ひどいなあ、と思いつつ
どれもなじめませんでした。
不必要に「動物への扱いのひどさ」を誇張しすぎているように思えたし、
著者の個人的な動物への感情がなじみにくかったからです。

だけど、この本は、ただ保健所に持ち込まれた動物たちを撮っているだけ。
オリの向こう側の犬や猫の表情をとらえているだけ。
それだけの写真が想像力をかきたて、ひどさを克明に描き出していました。

その本の中で
「アウシュビッツの収容所を思い出させた」というくだりは何とも痛ましい。
だとしたら、私ら日本人はナチスなわけになってしまう。
人の都合だけで、全部の生き物をどうかしようとしているんだなあ、と
思えて、少しかなしい。


干し草の上で、4匹の子猫はずっと眠っていました。
どれだけあたたかいのか、小雨が降ってもまだ寝ていました。
大分大雨になってから、ようやく気づいたように起き出しました。
テンポが少しずれているところが、子猫を見ていて楽しいところです。








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2 コメント

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涙、なみだ (たー)
2007-03-07 18:31:26
じーんときました。犬も猫も、その権利(本能も)を考えながら飼う姿勢は簡単なようでいて守られていない事が多いですよね。
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Unknown (たーさんへ)
2007-03-08 08:59:11
うう、ありがとうございます。
一緒に暮らすだけなら簡単だから、つい守るべきことを軽視してしまうのかもしれませんね。

猫の避妊手術は人側の都合であることも、よくわかっているのです。それでも1年に3回も産まれてしまったら、世話をしきれません(笑)1年で15匹増・・・。
麻袋につめられて殺されるなら、産ますことを避けたほうがいいと決断しました。手術も人側の都合です。
それもよくよく悩みました。
でも生まれた命を苦しめ殺すよりは、と思いました。浅はかな考えかもしれませんが、私は避妊手術のほうを選び、今に至ります。



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