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こちらはドンデン高山の中にある、ドンデン池。
炎天下の中では、牛達も行水にくることもある素敵な池です。
「この池、ちょっとした伝説があるんですよ」と講師の塚本さんが言います。
「「伝説」と呼んでいるのは、ほぼ事実なのだけど「伝説」といわざるを得ない状況がこの話にはあるのです。」
この話、時は大東亜戦争の頃の話でございます。(この時点で伝説というには最近すぎるわけですが)
この池の向こう側に建てられた小さな神社、人目に触れないように建てられています。
戦争当時は、戦勝祈願のために夫も子どもも喜んで国に差し出さなければ
「非国民」と言われた時代。
だけど、本当の気持ちは「生きて帰ってほしい」。
そんな口にだして言えない思いを抱いた女性や妻が、その思いを祈願するために、こんな山の上に隠れるように神社を建て、白無垢を着て水ごりをしたのだそうです。
ここからが伝説なのですが、とある乙女が
戦地へ行った恋人が帰ってくることを祈願して、水ごりしたまま死んだのだとか。
けれども、その戦地へ行った恋人は帰らなかった。
そうした事実さえも公にはできなかった当時の人が「伝説」と位置づけて
この話を伝えているのだとか、いないとか。
「赤泊民話の会」に取材をしたこともあったので、
民話ができる過程を見たような気がしたわけです。
塚本さんは「昔の人は、伝えるにはどうも都合が悪いことになると竜とか神とか
だしてきたわけですが、この話も世代が重ねれば、どこかで竜がでてくるかもしれませんな」と言っていました。
平和の大事さ、と言うのとは別の次元での人間の業を感じますな。
炎天下の中では、牛達も行水にくることもある素敵な池です。
「この池、ちょっとした伝説があるんですよ」と講師の塚本さんが言います。
「「伝説」と呼んでいるのは、ほぼ事実なのだけど「伝説」といわざるを得ない状況がこの話にはあるのです。」
この話、時は大東亜戦争の頃の話でございます。(この時点で伝説というには最近すぎるわけですが)
この池の向こう側に建てられた小さな神社、人目に触れないように建てられています。
戦争当時は、戦勝祈願のために夫も子どもも喜んで国に差し出さなければ
「非国民」と言われた時代。
だけど、本当の気持ちは「生きて帰ってほしい」。
そんな口にだして言えない思いを抱いた女性や妻が、その思いを祈願するために、こんな山の上に隠れるように神社を建て、白無垢を着て水ごりをしたのだそうです。
ここからが伝説なのですが、とある乙女が
戦地へ行った恋人が帰ってくることを祈願して、水ごりしたまま死んだのだとか。
けれども、その戦地へ行った恋人は帰らなかった。
そうした事実さえも公にはできなかった当時の人が「伝説」と位置づけて
この話を伝えているのだとか、いないとか。
「赤泊民話の会」に取材をしたこともあったので、
民話ができる過程を見たような気がしたわけです。
塚本さんは「昔の人は、伝えるにはどうも都合が悪いことになると竜とか神とか
だしてきたわけですが、この話も世代が重ねれば、どこかで竜がでてくるかもしれませんな」と言っていました。
平和の大事さ、と言うのとは別の次元での人間の業を感じますな。
牛ちゃん達も人の気持ちを感じているんですね。
なんか牛ちゃん達に会いに行きたくなってしまいましたよ~
いつかは牛を飼いたいなあ、と思っているのですが(笑)当分先になりそうです。